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J-GLOBAL ID:201502290461805970   整理番号:15A0450572

WZ Sge型矮新星EZ Lynの2010スーパーアウトバースト中の可視光デュアルバンド測光観測と分光観測

Optical dual-band photometry and spectroscopy of the WZ Sge-type dwarf nova EZ Lyn during the 2010 superoutburst
著者 (8件):
資料名:
巻: 67  号:ページ: 7.1-7.17  発行年: 2015年 
JST資料番号: W2414A  ISSN: 0004-6264  CODEN: PASJA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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WZ Sge型矮新星EZ Lynに対し,その2010スーパーアウトバーストの期間,可視光同時デュアルバンド(SDSS g’-およびi’-バンド)測光観測と低分解能分光観測を行った。デュアルバンド測光観測の結果,g’-i’カラーは,主スーパーアウトバーストとそれに続く再増光期には輝度の減少に伴って赤化したが,緩やかな最終減光(final decline)期では輝度の更なる減少に伴って青化した。著者らの測光観測結果を黒体関数でフィットさせて円盤半径比(円盤半径対連星間距離の比)を推定し,2007スーパーアウトバーストで再増光を示さなかったWZ Sge型天体V455Andのものと比較した。その結果以下が明らかとなった:1)EZ Lynの円盤半径比はV455Andのものより緩やかに減少した,2)主スーパーアウトバーストの最後でのEZ Lynの半径比はV455Andのものよりも大きかった。これらの結果は再増光機構について質量リザーバモデルを支持するものである。スーパーアウトバースト・プラトーとそれに続く再増光期にHαとHβ線が検出された。Hα線が示した二重ピークプロファイルから円盤半径比を推定した。この比を測光観測から導かれたものと比較した結果はHα円盤が測光観測によるものよりも大きいことを示しているが,これは,光学的に薄いガスが光学的に厚いガス円盤よりも広く外側領域に広がっており,多分それが再増光現象の原因であることを示唆している。主スーパーアウトバースト期の時系列デュアルバンド測光観測から,早期スーパーハンプ期のカラー変動がV455Andのものとおおよそ同じ挙動を示す一方,通常のスーパーハンプ期のカラー変動は,V455Andで見られたものとは対照的に,輝度との明確な反相関を示すことが分かった。これらの色挙動の違いについて議論した。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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恒星 
引用文献 (50件):
  • Araujo-Betancor, S., et al. 2005, A&A, 430, 629
  • Eastman, J., Siverd, R., & Gaudi, B. S. 2010, PASP, 122, 935
  • Hameury, J.-M., Lasota, J.-P., & Warner, B. 2000, A&A, 353, 244
  • Hellier, C. 2001, PASP, 113, 469
  • Hõshi, R. 1979, Prog. Theor. Phys., 61, 1307
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