文献
J-GLOBAL ID:201502290528204152   整理番号:15A0681302

水-エネルギーのネクサス:水フットプリントとライフサイクルアセスメント(LCA)の方法により評価したエネルギー作物由来のバイオガス生産の事例

Water-energy Nexus: a case of biogas production from energy crops evaluated by Water Footprint and Life Cycle Assessment (LCA) methods
著者 (3件):
資料名:
巻: 101  ページ: 278-291  発行年: 2015年08月15日 
JST資料番号: W0750A  ISSN: 0959-6526  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
水,エネルギー及び食料はどれも希少な天然資源であり,それらの繋がり(ネクサス)は互いに影響を及ぼし合う込み入った関係にある。したがって,現実的な環境,経済及び社会開発を達成するためには,地球システムのそれら三要素を管理する統合的手法が必要である。本研究では,三要素間の多重相互接続の研究事例として,エネルギー作物の嫌気性消化由来のバイオガス生産を分析した。エネルギー作物由来のバイオガス生産の拡大により,環境,食料,土地利用に対する悪影響の懸念が生じており,とくに,水利用とバイオエネルギー生産の間のトレードオフが,水フットプリントとライフサイクルアセスメント方法論を統合して検討されてきた。本研究では,同様の手法で地理的に異なる3地点(イタリア北部,中央部及び南部)及び3種類の作物(トウモロコシ,ソルガム及びコムギ)について検討した。水フットプリントの結果は,ライフサイクル全体の中で,耕作段階が水資源に最大の影響を与えることを示していた。ソルガムは3作物種の中で水要求度が最も低い作物であると判明した。イタリア南部でのエネルギー作物由来のバイオガス生産は,水管理の観点から持続可能ではなかった。ライフサイクルインパクトアセスメントでは,従来のエネルギー生産に換えてエネルギー作物由来のバイオガス生産を行うと,水の枯渇,淡水生態毒性及び海洋生態毒性を除く全指標が,一般的には負影響を受ける(すなわち,環境便益がもたらされる)ことが分かった。さらに,環境影響の主要な源が作物栽培であり,とくに施肥,耕耘及び潅漑の作業過程に起因することが明らかになった。以上の結果は,WFとLCAを結合する効用を示している。WFは水利用を中心とし,LCAは範囲を広げた環境負荷を中心とするので,これらの2手法の相乗作用によって総合的な評価を行い,ネクサスの理解を深めることができる。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
環境問題  ,  生物燃料及び廃棄物燃料  ,  気体燃料の製造 

前のページに戻る