抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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先の東京電力福島第一原子力発電所事故の放射能汚染を受けた草地では牧草中の放射性Cs濃度の低減が必要となっている。草地更新(耕耘・再播種する処置)の低減効果が確認され,汚染草地の営農利用再開を目的に草地更新が進められている。放射性Cs濃度低減対策の場合は「前植生の処理(除草剤による枯殺,刈払),土壌改良材・肥料の散布と耕耘・整地,播種,鎮圧」が基本で,傾斜草地の場合もこれが推奨されているが10度を越える傾斜地では機械作業による手段が乏しかった。そこで低重心の無線操縦トラクタの利用を検討しこれに装着可能なロータリやブロードキャスタを開発したが,除草剤散布については未開発だったので傾斜地用スプレーヤを開発した。種子や粒状肥料の散布を行うブロードキャスタを改造(ホッパを薬液タンクに,薬液ポンプを動力軸に直結,配管やノズルなどを追加)した。実作業での能率など性能の紹介も含む。