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J-GLOBAL ID：201502290733929950   整理番号：15A0727726

コンピューター解析による流体力学-魚類の河川移動困難なゾーンの通過可能性を評価するための調査ツールとしての生息地適合度指数(CFD-HSI)モデリング

Computational Fluid Dynamics-Habitat Suitability Index (CFD-HSI) Modelling as an Exploratory Tool for Assessing Passability of Riverine Migratory Challenge Zones for Fish

著者 (3件)： HARO A. (U. S. Geological Survey, S.O. Conte Anadromous Fish Res. Lab., Turners Falls, Massachusetts, USA) ,  CHELMINSKI M. (Stantec, Topsham, Maine, USA) ,  DUDLEY R. W. (U. S. Geological Survey, New England Water Sci. Center, Maine Office, Augusta, Maine, USA)
資料名： River Research and Applications  (River Research and Applications)
巻： 31  号： 5  ページ： 526-537  発行年： 2015年06月 
JST資料番号： T0364A  ISSN： 1535-1459  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 著者らは水深が浅く,流速が大きく主要な遡河性の魚種に対して通過困難となる可能性のあるゾーンを特定し,定量的に評価するために2次元のコンピューター解析による流体力学-生息地適合度指数(CFD-HSI)モデルを開発した。このゾーンはダムの撤去の結果としての,メーン州のPenobscot河の本流の2.63kmの区間である。適合度指数のパラメーターは魚の体長と高さの分布に基づくものであり,魚の巡航,最大維持および高速遊泳速度に変換される。深さと流速により通過困難となるゾーンは水理モデルにより計算され,魚類が困難なゾーンを通過する能力は,河川水路の中でゾーンが連続するパーセントおよび水流に沿う最大流速に基づいて定められる。現存の水理的条件と流路の下流境界部におけるダムを撤去することをシミュレートするために3種の河川流(低水:99.1m³sec^-1;平水:334.9 m³sec^-1;および高水:792.9m³sec^-1;)がモデル化された。より体高の高い魚類についての現存の低水シミュレーションのすべてにおいて深さの点で困難性を伴う可能性のあるゾーンは存在しなかった。現存の条件において流量を増大させる,およびすべての流況状態においてのダムの撤去をシミュレートすることにおいて,流速の点で困難性を伴うゾーンの数と大きさが増大し,これらのゾーンがより小さな魚種に対してより顕著となるという結果をもたらした。2次元のCFD-HISモデルは流況と水理条件の変化による大まかな影響を表すには有効であるが,3次元モデルほどには正確な予測ツールとはならないであろう。潜在的な通過困難なゾーンの通過可能性は,魚類の遊泳能力および挙動についての試験されていない仮定および不完全なデータのために,2次元モデルまたは3次元モデルによって正確に定量評価することはできない。2015年の公表されたこの論文は米国政府の業務によるものであり,したがって米国において公有に属するものである。Copyright 2015 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： 計算流体力学 ,  *河川 ,  魚類 ,  生息場所 ,  *動物行動 ,  *ダム
準シソーラス用語： ダム撤去 ,  *魚類行動

分類 (2件)： 自然保護  (SB06000L) ,  河川調査・計画  (RC12020M)

タイトルに関連する用語 (13件)： コンピューター解析 ,  流体力学 ,  魚類 ,  河川 ,  ゾーン ,  可能性 ,  評価 ,  調査 ,  ツール ,  生息地 ,  適合度 ,  指数 ,  モデリング