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J-GLOBAL ID:201502290847357590   整理番号:15A0609823

希ガスのハロゲン結合錯体における異方性電子分布と電荷移動における役割の捕捉

Catching the role of anisotropic electronic distribution and charge transfer in halogen bonded complexes of noble gases
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巻: 142  号: 18  ページ: 184304-184304-14  発行年: 2015年05月14日 
JST資料番号: C0275A  ISSN: 0021-9606  CODEN: JCPSA6  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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希ガス(Ng)原子とCCl4およびCF4の気相の弱く結合した付加体を調べた。この研究は,基礎的なプロセスから生化学までの範囲の分野において役割を果たす分子間ハロゲン結合(XB),構造モチーフに関する現在の広範な興味に触発された。XBを特徴づける錯体システムの静的および動的挙動のシミュレーションには,信頼できる正確なモデルポテンシャルの定式が必要であり,その開発には,単純な典型となるハロゲン化システムに起こる相互作用の強度と性質に関する詳細なキャラクタリゼーションに依存している。かくて,原型的なNg-CCl4とNg-CF4を選択し,高い選択性をもつ,それらの分子間ポテンシャルの絶対スケールを測るために高分解分子ビーム散乱実験を行った。一般に,サイズ(交換)反発と分散/誘起引力の組み合わせで構成される,典型的なvan der Waals相互作用をプローブすることを期待した。He/Ne-CF4に関しては,積分断面積の速度依存性に見られる壮観な量子干渉パターンの解析によって,この期待を実際に確認した。一方,He/Ne/Ar-CCl4に関しては,散乱データは,特に相互作用パートナーの一定の配置に対して,より深いポテンシャル井戸の存在を解明した。この実験データは,分散引力の増加する役割および付加的な短距離安定化成分を伴う,短距離での反発のシフトを含めるだけで,適切に再現できる。これらの発見に確実な基礎を与えるために,相互作用している錯体の選択した幾何構造に対して正確な理論計算を行い,分子間相互作用と構成している部分の電子電荷密度に対する錯体形成の影響を計算した。かくて,実験の解析で示唆されるポテンシャルの調整は,2つの化学的に意味のある寄与,すなわち,CCl4のCl原子周辺の電荷分布の異方性から生じる安定化相互作用,および実験で主にプローブされる分子間距離で起こる立体特異的電子移動を実際に反映することを究明した。今回のモデル計算によって,CCl4の頂点構造は最大の効果があるが,他の構造は小さなあるいは無視できる役割となることを示唆した。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
分子間相互作用  ,  分子の電子構造 

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