文献

J-GLOBAL ID：201502291255924579   整理番号：15A0523212

時間依存密度汎関数法のためのテストケースとしてのレチナールプロトン化Schiff塩基光化学の使用及び誤った使用に関して

Regarding the use and misuse of retinal protonated Schiff base photochemistry as a test case for time-dependent density-functional theory

著者 (3件)： VALSSON Omar (Dep. of Chemistry and Applied Biosciences, ETH Zurich and Facolta di Informatica, Instituto di Scienze ...) ,  FILIPPI Claudia (MESA+ Inst. for Nanotechnology, Univ. of Twente, P.O. Box 217, 7500 AE Enschede, NLD) ,  CASIDA Mark E. (Lab. de Chimie Theorique, Dep. de Chimie Moleculaire (DCM), Inst. de Chimie Moleculaire de Grenoble (ICMG), Univ. ...)
資料名： Journal of Chemical Physics  (Journal of Chemical Physics)
巻： 142  号： 14  ページ： 144104-144104-13  発行年： 2015年04月14日 
JST資料番号： C0275A  ISSN： 0021-9606  CODEN： JCPSA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： レチナールプロトン化Schiff塩基(PSB)の励起状態緩和は,時間依存(TD)の密度汎関数法(DFT)の生物的応用のための重要なテストである。近似的TD-DFTの良く知られた欠点はPSB緩和への応用に対して気が進まない点かあるが,新しい汎関数の開発及びTD-DFTそれ自身の枠内で同定される問題のある種の励起を可能にする基準の開発が連面となされる。更なる実験的及び理論的ab initioの前進は最近レチナールPSB光化学の改善された理解に導き,その光活性的系の記述におけるTD-DFTの性能の再検討を喚起する。本研究では,大きなPSBモデルに拡張してそれらの新しいベンチマーク結果に光を当てつつ(TD)-DFT計算における汎関数の性能を再研究した。クロモホアの初期骨格緩和を一次的に記述するための汎関数の能力に焦点を当て,次いでそれらの汎関数が形式的な一重結合及び二重結合まわりの引き続く回転を記述し得る,面外経路に沿っていかに進行するかを研究した。通常の大域的ハイブリッド及びレーンジ分離可能なハイブリッド汎関数が,Hartree-Fock交換の存在がPeach-Benfield-Helgaker-Tozer Λ基準により決定される電荷移動基準を用いて問題を縮小するように,並びに多参照摂動論結果と比較されて研究される。殆どの汎関数はレチナールPSBの複雑な光挙動を示すことができないと確定されるが,LC-BLYPは光反応の初期部分の最良の記述を与えることも観測される。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *密度汎関数法 ,  理論 ,  プロトン化 ,  *アゾメチン ,  *光化学 ,  励起状態 ,  動力学 ,  緩和現象 ,  モデル ,  電荷移動 ,  CASSCF法 ,  脂環式化合物 ,  ビタミンA ,  不飽和アルデヒド ,  ポリエン
準シソーラス用語： Schiff塩基 ,  テストケース ,  ハイブリッドモデル ,  緩和 ,  時間依存密度汎関数法 ,  励起状態ダイナミクス ,  CASPT2法

分類 (3件)： 脂肪族アルデヒド  (CF03180F) ,  光化学一般  (CB08010U) ,  分子の電子構造  (BH05010Q)

物質索引 (1件)： レチナール

タイトルに関連する用語 (6件)： 時間依存密度汎関数法 ,  テストケース ,  レチナール ,  プロトン化 ,  Schiff塩基 ,  光化学