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J-GLOBAL ID:201502291545541304   整理番号:15A0134042

ナノ析出を利用した鉄鋼材料の高強度化と高延性化

著者 (3件):
資料名:
巻: 54  号:ページ: 3-11  発行年: 2015年01月01日 
JST資料番号: F0163A  ISSN: 1340-2625  CODEN: MTERE2  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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鉄鋼材料におけるナノ析出の利用の利点について簡単に説明した後に,ナノ析出組織を有する鋼の力学特性に関する研究成果を紹介した。直径数ナノメートルの微細な合金炭化物を分散させた鋼の強度と延性に関する研究を紹介した。相界面析出組織を有する鋼の力学特性の発現機構を解明するため,主にTiとVをそれぞれ添加した低炭素鋼を用いて研究を行ってきた。ナノ析出組織を有するフェライト単相鋼の応力歪曲線では,降伏応力が非常に高いのに対して降伏後の加工硬化は比較的緩やかで,降伏比が高かった。析出物の粒子径が微細になっても延性は大きく低下することなく,高い値を維持していた。均一伸びが約10%,全伸びが約20%の比較的大きな延性を示した。これらの実験結果を交えながらナノ析出物の強化機構,ナノ析出物が延性に及ぼす影響を考察した。
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分類 (2件):
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組織的硬化現象  ,  機械的性質 
引用文献 (37件):
  • (1) L. M. Brown and R. K. Ham: Strengthening Methods in Crystals, eds. A. Kelly and R. B. Nicholson, John Wiley & Sons, New York, (1971), 9-135.
  • (2) 講座・現代の金属学材料編 第 3 巻 材料強度の原子論,日本金属学会,(1985), 132-153.
  • (3) L. M. Brown: Strength of Metals and Alloys: Proceedings of the 5th International Conference, eds. P. Haasen, V. Gerold and G. Kostorz, Federal Republic of Germany, Aachen, (1980), 1551-1571.
  • (4) E. Orowan: Symp. Internal Stresses in Metals and Alloys, Institute of Metals, London, (1948), 451-453.
  • (5) M. F. Ashby: Physics of Strength and Plasticity, ed. A. S. Argon, MIT Press, Massachusetts, (1969), 113-131.
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