抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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国土面積の27%を占める人工林を活性化するには,木造住宅の需要増が今後それほど期待できないことから,これまで非木造とされてきた建物の木造化による利用拡大を図らなければならない。鉄骨造や鉄筋コンクリート造の建物は都会の防火地域や準防火地域に集中していることから,それらの木造化には,建築基準法やその施行令に準拠する耐火部材や準耐火部材を開発しなければならない。構造用集成材への耐火性付与技術の開発が国産材の自給率向上や公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律のお陰で活発化してきたことから,ここでは耐火構造に使える木質部材への耐火性能付与の方法,断面構成による区分と特徴,それらを用いて建設された建物の実例,構造部材製造上の課題と今後の展望を概説した。(著者抄録)