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J-GLOBAL ID:201502292061559434   整理番号:15A0760883

フェニルアラニンを固定した脂質ナノキャリアを使用したAIDS関連脳疾患症の標的化

Targeting of AIDS related encephalopathy using phenylalanine anchored lipidic nanocarrier
著者 (5件):
資料名:
巻: 131  ページ: 155-161  発行年: 2015年07月01日 
JST資料番号: W0541A  ISSN: 0927-7765  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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血液脳関門(BBB)を横切る抗HIV薬の輸送は,後天性免疫不全症候群(AIDS)関連脳症を治療するための必要条件である。本研究では,フェニルアラニンを固定した固体脂質ナノ粒子(PA-SLN)を使用して,BBBを横切るエファビレンツ(EFV,非核酸系逆転写酵素阻害薬)の促進輸送を検討した。l-アミノ酸トランスポーター,すなわちBBBを横切るためLAT1を介してキャリア媒介輸送(CMT)を促進する配位子として,PA(アミノ酸ミクロ栄養素)を使用した。カルボジイミド化学を用いてアミド結合を介してPAをSLNにカップリングし,比較赤外分光分析によりカップリングを確認した。SLNs(SLNとPA-SLN)はナノメートルサイズ(約150nm)であり,良好な封入効率(約70%)を有した。in vitroでの薬物放出は,24時間以上の制御放出パターンを明らかにした。SLNおよびEFVと比較して,in vivo研究は脳内のPA-LNのそれぞれ2~3と7~8倍の蓄積を示した。さらに,トランスサイトーシス研究は,BBBを横切るPA-SLNの能力,すなわちEFVに比べて10倍高いトランスサイトーシスの可能性を確認した。蛍光顕微鏡画像は,PA-SLNの強化された脳の局在化を再確認した。したがって,PA-SLNはEFVの生物学的利用能を改善し,その中のウイルス量のかなりの撲滅をもたらすことができる,長期間にわたり脳内の治療レベルを維持した。このような栄養素媒介薬物標的化は,生体適合性および生分解性薬物送達システムにおける進歩を生み出すことができる。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
生物薬剤学(基礎)  ,  抗ウイルス薬の基礎研究  ,  脂質一般 

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