抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究では,北西太平洋での海面水温(SST)の上昇と台風の発生や規模,強度の間の関係について調査した。北西太平洋の海面水温は近年(1986-2013年)の26年間の上昇傾向から100年で1.8°Cの温度上昇率に相当すると推定できた。一方で台風に関しては,上陸数に有意な変化は見られず,発生数は減少し,規模は小さくなっていた。赤道付近の海面水温に影響を与えるエル・ニーニョ/ラ・ニーニャ現象との関係について調べたところ,エル・ニーニョ現象発生時に台風の発生や発達が助長され,ラ・ニーニャ時には発達が抑えられることが明らかとなった。