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J-GLOBAL ID：201502293435292697   整理番号：15A0461782

柱状液晶メタロ大環状化合物

Columnar Liquid-Crystalline Metallomacrocycles

著者 (3件)： KAWANO Shin-ichiro (Nagoya Univ., Nagoya, JPN) ,  ISHIDA Yukari (Nagoya Univ., Nagoya, JPN) ,  TANAKA Kentaro (Nagoya Univ., Nagoya, JPN)
資料名： Journal of the American Chemical Society  (Journal of the American Chemical Society)
巻： 137  号： 6  ページ： 2295-2302  発行年： 2015年02月18日 
JST資料番号： C0254A  ISSN： 0002-7863  CODEN： JACSAT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 2,7位に2個のカルボキサアルデヒド基を有するカルバゾール(2a~2e)とo-フェニレンジアミン(3a~3e)の4:4のイミン結合環化反応により8個のヒドロキシル基を含む大環状化合物(H₈・1a~H₈・1e)を得た。短いアルキル鎖を含むH₈-1aをモデル化合物としてX線構造解析を行った。H₈・1aは4個のビス(サリチリデン)-o-フェニレンジアミン(salphen)からなる56π平面的環を形成し,その環の内径は約9Åであった。これらの大環状化合物の内,長鎖のアルキル鎖を含むH₈・1c~H₈/1eは柱状液晶相を形成することが分かった。H₈・1dまたはH₈・1eは,4個のsalphen基との配位を介してNi(II)またはCu(II)と4核錯体,例えばNi₄・1dまたはNi₄・1e,を形成した。これらのメタロ大環状化合物は広い温度範囲で柱状液晶相を形成し,その温度範囲と流動性は周縁のアルキル鎖に依存することが分かった。また,柱状液晶相が存在する温度範囲はメタロ大環状化合物の方が金属を含まない大環状化合物より広いことが分かった。

シソーラス用語： 有機金属化合物 ,  *液晶 ,  *大環状化合物 ,  *ニッケル錯体 ,  *銅錯体 ,  X線構造解析 ,  縮合反応 ,  メタラサイクル
準シソーラス用語： メタロ環状化合物 ,  柱状液晶

分類 (3件)： その他の液晶  (BK03030H) ,  鉄族元素の錯体の結晶構造  (BK09040I) ,  コバルトとニッケルの錯体  (CE01092Y)

タイトルに関連する用語 (2件)： 柱状液晶 ,  大環状化合物