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J-GLOBAL ID：201502293611439365   整理番号：15A0399803

ガス窒化におけるガス窒化ポテンシャル制御および熱力学計算手法を活用した低合金鋼の化合物層相構造制御

著者 (2件)： 平岡泰 (パーカー熱処理工業 技研) ,  渡邊陽一 (パーカー熱処理工業 技研)
資料名： 熱処理  (Journal of the Japan Society for Heat Treatment)
巻： 55  号： 1  ページ： 7-11  発行年： 2015年02月28日 
JST資料番号： G0963A  ISSN： 0288-0490  CODEN： NESHDF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 窒化ポテンシャル制御(K_n制御)による表面硬化処理法は,ひずみが問題となる浸炭部品の代替えや化合物層相構造の制御による高強度化が実現できるとして注目されている。Lehrer図を利用したK_n制御法,相安定性に及ぼす合金成分の影響,SCM435鋼の窒化処理等の実例を紹介する。ガス窒化処理設備は,炉内のH₂濃度の連続測定から求めたK_nが設定値となるようにNH₃流量を制御するものである。ガス窒化処理の条件は,純鉄のLehrer図を近似的に用いているが,最近はCALPHAD法を利用した多元系のLehrer図が利用されている。γ′相およびε相の相安定性に及ぼす合金元素の影響は炭素に比べて極めて小さい。CおよびCr濃度で近似したSCM435鋼のLehrer図に基づき,K_n制御することで,γ′相とε相の2相主体およびε相主体の化合物層の形成や短時間でのγ’相主体の化合物層の厚膜化が可能となる。

シソーラス用語： *ガス窒化 ,  *低合金鋼 ,  γプライム相 ,  ε相 ,  アンモニア ,  クロム含有合金 ,  モリブデン含有合金 ,  中炭素鋼 ,  中炭素合金鋼 ,  濃度 ,  解法 ,  *窒化 ,  *化学ポテンシャル ,  *反応制御 ,  図表 ,  熱処理条件 ,  計算 ,  熱力学 ,  *窒化層 ,  制御 ,  水素 ,  相安定性 ,  窒化鋼
準シソーラス用語： CALPHAD法 ,  *Lehrer図 ,  SCM435 ,  水素濃度 ,  *組織制御 ,  *窒化ポテンシャル制御 ,  *熱力学計算

分類 (2件)： 表面硬化熱処理  (WC03030E) ,  変態組織,加工組織  (WB01030N)

タイトルに関連する用語 (8件)： ガス窒化 ,  ポテンシャル ,  熱力学計算 ,  手法 ,  活用 ,  低合金鋼 ,  化合物層 ,  相構造