抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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カルシウムとビタミンDは骨の健康に重要な栄養素であることは知られているが,ビタミンDはカルシウムとリンの吸収を助ける。骨の強化に役立っているいろいろな食品や素材について記述した。乳製品はカルシウムとビタミンDの主な給源であるが,9歳以上のアメリカ人が低脂肪又は無脂肪乳製品を1日3サービング摂取すると骨の健康に有効であることが分かった。閉経後の女性で乳製品と骨密度(BMD)には正の相関が見られた。低蛋白質食はカルシウム吸収を低下させ,低骨密度にすると考えられる。コラーゲンペプチドなどの蛋白質は腸内カルシウムの吸収促進,骨形成を刺激するので骨の健康に必須である。食品に加えた可溶性コーンファイバーは青少年の食物繊維摂取量を増やすだけでなく,腸内の有益菌を増やしカルシウム吸収を強化する。ビタミンKは動脈の過剰なカルシウムを除去して心臓に役立つ。ビタミンK
2は骨のカルシウムを結合させる働きがある。これらの食品や素材に関する研究や製品について略述した。