文献

J-GLOBAL ID：201502294970657536   整理番号：15A0744617

炭素繊維強化熱可塑性プラスチック -現状,応用分野および課題-

Carbon Fiber Reinforced Thermo Plastics -Currently, Applications and Forecast-

著者 (1件)： 寺田幸平 (国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構 電子・材料・ナノテクノロジー部)
資料名： 精密工学会誌(Web)  (Journal of the Japan Society for Precision Engineering (Web))
巻： 81  号： 6  ページ： 485-488 (J-STAGE)  発行年： 2015年 
JST資料番号： U0462A  ISSN： 1882-675X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 軽量で高強度な材料として,炭素繊維強化プラスチック(CFRP)は,スポーツ用品から自動車や航空機まで様々な製品に採用されている。本稿では,今後さらなる発展が期待されるCFRPとそのベースとなる炭素繊維について現状と将来の展望を示した。まず炭素繊維の歴史として,大きくPAN系とピッチ系があり,等方性ピッチやメゾフェーズピッチなどのグレードを紹介した。CFRPは樹脂により,熱硬化性と熱可塑性の2種類があり,それぞれについて,各種金属との物理特性比較や,PP,PMMAやPCなど樹脂の違いによる密度,吸水率,荷重たわみ温度,線膨張係数や濡れ性の比較を行った。また航空機や自動車に利用した場合の燃費向上やCO₂削減への寄与を分析し,最後に量産性や製造コストにメリットがある熱可塑性への期待について述べた。

シソーラス用語： 繊維強化熱可塑性プラスチック ,  *炭素繊維 ,  熱硬化性プラスチック ,  *物理的性質 ,  係数 ,  比率 ,  濡れ ,  効率化 ,  減少
準シソーラス用語： CO2削減 ,  PAN系炭素繊維 ,  ピッチ系炭素繊維 ,  線膨張係数 ,  *炭素繊維強化熱可塑性プラスチック ,  濡れ性 ,  燃費向上

分類 (2件)： その他の紡糸・製糸  (YM03050G) ,  強化プラスチックの成形  (YH04060J)

タイトルに関連する用語 (3件)： 炭素繊維強化熱可塑性プラスチック ,  現状 ,  応用