文献

J-GLOBAL ID：201502295061790380   整理番号：15A0264558

CeO₂-Y₃NbO₇系の固溶体ナノ結晶:セリアの水熱生成と結晶成長の制御

Solid Solution Nanocrystals in the CeO₂-Y₃NbO₇ System: Hydrothermal Formation and Control of Crystallite Growth of Ceria

著者 (2件)： HIRANO Masanori (Dep. of Applied Chemistry, Fac. of Engineering, Aichi Inst. of Technol., Yakusa, Toyota, 470-0392, JPN) ,  MINAGAWA Kosuke
資料名： Journal of the American Ceramic Society  (Journal of the American Ceramic Society)
巻： 97  号： 12  ページ： 3800-3806  発行年： 2014年12月 
JST資料番号： C0253A  ISSN： 0002-7820  CODEN： JACTAW  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： セリア(CeO₂)-ニオブ酸イットリウム(1/4Y₃NbO₇)系で蛍石型立方晶構造を有する新しい固溶体ナノ結晶を(NH₄)Ce(NO₃)₆,YCl₃・6H₂O及びNbCl₅の前駆体溶液混合物からアンモニア水の存在下で穏やかな水熱条件下120~240°Cで直接生成させた。CeO₂-1/4Y₃NbO₇系でCeO₂(mol%)=10~100の広い組成範囲で立方晶固溶体ナノ結晶の水熱生成を,同じ蛍石型構造を有するプロモーターとして10mol%以上のCeO₂の存在の助けで効果的に達成された。固溶体の光学バンドギャップはCeO₂成分の増加で徐々に減少した。CeO₂-1/4Y₃NbO₇系で固溶体の高い相安定性が確かめられ,固溶体の単一立方晶相は空気中600~1500°Cで1hの熱処理後も維持された。阻害剤としてのY₃NbO₇の存在と格子へのY₃NbO₇の置換導入により,CeO₂はCeO₂の結晶成長を制御し,大きな比表面積を有するナノサイズの立方晶固溶体が空気中800~1000°Cで1hの熱処理後も維持された。Copyright 2015 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *酸化セリウム ,  *ニオブ酸塩 ,  *イットリウム化合物 ,  *水熱合成 ,  *固溶体 ,  ナノ結晶 ,  *結晶成長 ,  制御 ,  蛍石型結晶 ,  立方晶系 ,  *光学ギャップ ,  比表面積
準シソーラス用語： セリア ,  ニオブ酸イットリウム ,  光学バンドギャップ

分類 (4件)： 塩  (CD01050V) ,  セラミック・陶磁器の製造  (YC03020V) ,  酸化物の結晶成長  (BK13050I) ,  無機化合物の可視・紫外スペクトル  (BM08084P)

タイトルに関連する用語 (6件)： CeO2 ,  固溶体 ,  ナノ結晶 ,  セリア ,  水 ,  結晶成長