文献

J-GLOBAL ID：201502295201659719   整理番号：15A0132568

2mmの有効硬化層深さを有する浸炭硬化ローラの疲労寿命

Fatigue life of case-hardened steel roller with an effective case-hardened depth of 2mm

著者 (4件)： 關正憲 (岡山理大 工) ,  山西利幸 (住友重機械工業 技研) ,  西澤誠二 (住友重機械工業 技研) ,  藤井正浩 (岡山大 大学院自然科学研究科)
資料名： 日本機械学会論文集(Web)  (Bulletin of the JSME (Web))
巻： 80  号： 820  ページ： TRANS0341 (WEB ONLY)  発行年： 2014年 
JST資料番号： U0182B  ISSN： 2187-9761  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,ニッケルクロムモリブデン鋼,クロムモリブデン鋼,合金鋼を用いて2mmの有効硬化層深さを有する浸炭硬化ローラを製作し,その転がり疲労試験を実施した。そして,浸炭硬化ローラの疲労寿命に及ぼす3種類の鋼材ならびに浸炭の有効硬化層深さの影響を考察した。有効硬化層深さ2mm程度の浸炭硬化ローラで比較すると,Niによるじん性の効果やS低減の効果によって,ニッケルクロムモリブデン鋼製の浸炭硬化ローラの疲労寿命や面圧強さが他の浸炭硬化ローラより増加した。また,有効硬化層深さ2mm程度の浸炭硬化ローラの疲労寿命や面圧強さは有効硬化層深さ0.7mmの浸炭硬化ローラより優れていた。(著者抄録)

シソーラス用語： 硬化層 ,  浸炭 ,  *ローラ ,  *疲れ寿命 ,  ニクロム ,  モリブデン含有合金 ,  合金鋼 ,  接触 ,  疲れ試験 ,  ニッケル ,  靱性 ,  *歯車 ,  改変 ,  機械的性質

分類 (2件)： 歯車,歯車装置  (QB01060O) ,  その他の機械要素  (QB01120F)

引用文献 (16件)：

• Dawson, P.H., Further experiments on the effect of metallic rolling surfaces, Proceedings of the Institution of Mechanical Engineers, Vol.180, Part.3B (1965-1966), pp.95-100.
• Dowson, D., Elastohydrodynamics, Proceedings of the Institution of Mechanical Engineers, Vol.182, Part.3A (1967-1968), pp.151-167.
• Fujita, K., Yoshida, A., Yamamoto, T. and Yamada, T., The surface durability of the case-hardened nickel chromium steel and its optimum case depth, Bulletin of the JSME, Vol.20, No.140 (1977), pp.232-239.
• Fujita, K. and Yoshida, A., Surface failure of soft and surface-hardened steel rollers in rolling contact, Wear, Vo.55, No.1 (1979), pp.27-39.
• Johnson, K.L., Contact Mechanics (1987), p.84, Cambridge University Press.

タイトルに関連する用語 (5件)： 硬化層 ,  浸炭 ,  硬化 ,  ローラ ,  疲労寿命