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J-GLOBAL ID:201502295210410324   整理番号:15A0264655

アテナイの黒色光沢セラミックスリップ中のZn:製作技術のための微量元素マーカー

Zn in Athenian Black Gloss Ceramic Slips: A Trace Element Marker for Fabrication Technology
著者 (7件):
資料名:
巻: 98  号:ページ: 430-436  発行年: 2015年02月 
JST資料番号: C0253A  ISSN: 0002-7820  CODEN: JACTAW  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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紀元前4~6世紀にアテネで製作された黒色陶器スリップは原料粘土の処理と微細化により一貫した組成を有していた。何がこれらの微細化法であるかを確かめる直接的な証拠は僅かである。スリップ材料がどの様に調製されたかをより良く理解するため,異なるセラミック容器とそれらに対応するアテナイの赤色図柄と黒色図柄の壺の素地の19のスリップの主要な並びに微量な元素組成をレーザーアブレーション誘導結合プラズマ質量分析(LA-ICPMS)で調べた。注目すべきことに,スリップ(271~1959ppm)中には対応する素地(<361ppm)よりも高い亜鉛濃度が認められた。スリップ中のZn濃度は代表的な粘土(10~300ppm)の自然なバックグラウンドよりも高く,この金属の意図しない人為的富化を示唆した。スリップの異常に高い亜鉛量から,もし存在すればスリップの溶化を妨げる炭酸塩鉱物相を凝集し,原材料から除去するため硫酸(Znが豊富な濃縮した酸鉱山流出液)を用いて粘土を処理すると推測した。対応するCe異常とZnの増加レベルのこの同じ痕跡が,コリントとエトルリア(イタリア)工房で製作された黒色光沢物でも認められ,これらの微量元素の痕跡がこの材料に対して単一の特異な源の指標となるのに代わり製作の共有方法を材料に付与することを示した。Copyright 2015 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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せっ器・陶器・土器の性質  ,  質量分析 

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