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J-GLOBAL ID:201502295347029296   整理番号:15A0431578

PETおよび光学的画像への応用を目指した本質的な放射性[64Cu]CuInS/ZnS量子ドット:改善された放射化学的安定性および制御可能なチェレンコフルミネセンス

Intrinsically Radioactive [64Cu]CuInS/ZnS Quantum Dots for PET and Optical Imaging: Improved Radiochemical Stability and Controllable Cerenkov Luminescence
著者 (11件):
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巻:号:ページ: 488-495  発行年: 2015年01月 
JST資料番号: W2326A  ISSN: 1936-0851  CODEN: ANCAC3  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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蛍光画像は,感度が高く,低コストおよび画像収集時間が短いので,前臨床診断への応用という観点から非常に興味深い。蛍光画像は,蛍光色素分子プローブを用いた手術中ガイダンスを提供するために用いられてきたが,定量化の欠如,浅い侵入長,および組織からの自己蛍光に起因する解決しなければならない問題を含んでいる。陽電子放出断層撮影法(PET)も高感度で,定量的な精度が優れているので,臨床腫瘍学における診断に幅広く応用できる有力な生体画像化法である。本稿では,PETおよび光学的画像のための本質的な放射性[64Cu]を含むCuInS/ZnS量子ドットの改善された放射化学的安定性および制御可能なチェレンコフ・ルミネセンスに関する研究結果を報告する。機能化された量子ドット(QD)は,多様な生体画像化のために幅広く探究され,用途の広い作用媒体であることが実証されている。QDの上に陽電子放出用の放射性同位元素を付着すると,PET機能の付加だけでなく,外部からの光源を用いることなしに,チェレンコフ共鳴エネルギー移動(CRET)によって,自己発光型QDになる。従来のキレート化方法は,放射性核種を組み込むために用いられてきたけれども,これらの方法は,粒子とキレート化剤の間のリンカーの分裂による放射性核種の損失の可能性,金属の脱錯体およびナノ素材の変更された薬物動力学により能力が低下する。本研究では,64CuC12を前駆体として64CuをCuInS/ZnSナノ構造に直接組み込むことによって,本質的に放射性の[64Cu]CuInS/ZnSから成るQDを直接的に合成する。[64Cu]CuInS/ZnS QDは,5mMのEDTAを含む血清に24時間曝しても,検出される自由な64Cuは3%以下で,優れた放射化学的安定性を持つことが分かった。ペグ化は,合成の過程においてその場で達成され,ペグ化された放射性QDはU87MGマウス異種移植モデルにおいて高い腫瘍取り込み(10.8%ID/g)を示すことが分かった。研究結果から,これらの[64Cu]CuInS/ZnS QDは,生体内画像用媒体における効率的なPET/自己発光体として巧く応用できることが明らかになった。
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分類 (2件):
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医学的検査一般  ,  放射線を利用した診断 
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