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J-GLOBAL ID：201502295442439051   整理番号：15A0367229

307kmの光ファイバーによる証明可能安全性を持つ実用的な量子鍵配送

Provably secure and practical quantum key distribution over 307 km of optical fibre

著者 (9件)： KORZH Boris (Univ. Geneva, Geneva, CHE) ,  LIM Charles Ci Wen (Univ. Geneva, Geneva, CHE) ,  HOULMANN Raphael (Univ. Geneva, Geneva, CHE) ,  GISIN Nicolas (Univ. Geneva, Geneva, CHE) ,  SANGUINETTI Bruno (Univ. Geneva, Geneva, CHE) ,  THEW Rob (Univ. Geneva, Geneva, CHE) ,  ZBINDEN Hugo (Univ. Geneva, Geneva, CHE) ,  LI Ming Jun (Corning Inc., New York, USA) ,  NOLAN Daniel (Corning Inc., New York, USA)
資料名： Nature Photonics  (Nature Photonics)
巻： 9  号： 3  ページ： 163-168  発行年： 2015年03月 
JST資料番号： W2212A  ISSN： 1749-4885  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 量子鍵配送は1984年に提案された。これを使うと,2人のユーザーが,安全ではない可能性のある量子通信路を通して,証明可能安全性を持つ鍵交換を行うことができる。それ以来,量子鍵配送は多くの関心を集め,理論面でも実際面でも相当な進歩がなされてきた。しかし,応用の最前線では,光ファイバーを使った実用的な量子鍵配送の動作距離は約150kmに制限されている。これは主に,実用的な単一光子検出器の背景雑音が大きく,有限鍵安全性分析の効率が低いためである。今回我々は,307kmの光ファイバーを通して,証明可能安全性を持つ暗号鍵配送ができる,小型かつ自律的な量子鍵配送システムを初めて報告する。これは,背景雑音がこれまでになく小さい半導体単一光子検出器と,鍵の長さが短くても効率的な新たな有限鍵安全性分析を使って実現された。今回の結果は,標準的な光ファイバー通信部品を使って,実用的な長距離量子鍵配送を実現できる可能性を実証するものである。Copyright Nature Publishing Group 2015

シソーラス用語： *鍵配送 ,  セキュリティシステム ,  *暗号鍵 ,  量子暗号 ,  安全性 ,  コンピュータセキュリティ ,  暗号理論 ,  *光通信 ,  距離 ,  伝送特性 ,  通信チャネル ,  量子論 ,  安全解析 ,  雑音 ,  *光ファイバ ,  光検出器 ,  光子計数
準シソーラス用語： 光ファイバ通信 ,  *証明可能安全性 ,  単一光子検出器 ,  伝送距離 ,  背景雑音 ,  量子鍵 ,  *量子鍵配送 ,  量子通信路

分類 (2件)： 光通信方式・機器  (ND10000B) ,  符号理論  (ND02030R)

タイトルに関連する用語 (3件)： 光ファイバー ,  証明可能安全性 ,  量子鍵配送