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J-GLOBAL ID:201502296098150493   整理番号:15A0269316

光線力学療法のためのポリマースカベンジャーとのヘパリン光増感コンジュゲートの高分子電解質ナノ複合体の形成

Polyelectrolyte nanocomplex formation of heparin-photosensitizer conjugate with polymeric scavenger for photodynamic therapy
著者 (5件):
資料名:
巻: 121  ページ: 122-131  発行年: 2015年05月05日 
JST資料番号: E0961A  ISSN: 0144-8617  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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高分子電解質ナノ複合体を,アニオン性ヘパリン-フェオホルビドa(HPhA)のコンジュゲートとカチオン性ポリエチレンイミン(PEI)-βカロチン(PCAR)コンジュゲートの間のイオン相互作用を介して調製した。前者は水溶性多糖類の光増感剤(PS),後者はポリマースカベンジャーとして作用した。水溶性とPhAの腫瘍特異性を改善し腫瘍細胞で一重項酸素だけを放出するように,このナノ複合体を設計した。水性環境中で0.3~0.5の重量比の範囲(PCAR/HPhA)で,安定した150nmのサイズのナノ複合体を形成できた。PCARスカベンジャーは緩衝液中でHPhAからの活性な一重項酸素の生成を著しく減少した。一重項酸素消去活性が失われるのは,HPhAとPCARが複雑なナノ構造の解離によりそれぞれから分離した場合のみだった。HPhA自体にはコロイド特性も一重項酸素生成を低下する能力もないこととともに,HPhA/PEI複合体は光に反応して一重項酸素を生成することを確認した。HPhA/PCARナノ複合体は光照射下で一重項酸素を効率的に生成し,それにより細胞培養系での癌細胞に対する細胞毒性を大幅に増強した。この知見は,PCARのスカベンジャとしての活性は細胞内環境に制限できることを意味する。これらの結果から,HPhA/PCARナノ複合体が提供する新しい活性化PSプラットフォームでは,癌の治療に使用される一重項酸素を部位特異的かつ制御可能で製造することで,光線力学的療法(PDT)を正確で信頼性高くするのを促進する可能性があることが示唆される。Copyright 2016 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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腫ようの実験的治療 

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