抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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食品加工用の縦型ミキサーの製造販売を行う関東混合機工業(従業員90名)は,1918年に菓子用機械器具の製造業として創業以来,鋳物関連製品を手がけ1949年以降はミキサー専門メーカーとして業容を拡大してきた。同社のミキサーは主として製菓・製パン用で,国内の名だたる製菓・製パン業を顧客にもつほか,食品産業やケミカル分野にも顧客を拡大している。同社のシステム化はオフコンによる販売管理と生産管理に始まる。その後2002年頃からPCサーバーによる販売管理に移行した。製造工程はシステム化できなかったものの,調達部品や社内在庫部品だけは管理し,在庫管理以外の生産管理はExcelや手計算で処理してきた。しかし5年ほど前から,生産管理のシステム化は不可欠となり,調査に着手した。そして,現行の販売管理システムの保守契約の終了を1年後に控えた2013年5月に導入プロジェクトチームを組織し。システムの選定に本腰を入れた。チームには総務,営業,生産管理,技術などの各部門から多いときは10人が参加した。2014年2月の本稼働を目標にシステムの絞り込みを行い,部品展開が容易にできることから,大興電子通信の「rBOM]の採用を2013年8月末に決定した。10月半ばから研修会を行いシステム稼働に向けた取組みを始めた。旧システムユーザの抵抗をなくすために説明・説得を行うと共に,「rBOM]の本稼働から半年後の2014年7月まで,旧システムとの並行稼働を行った。「rBOM]により,図面コードで部品を管理し部門間でのデータ共有を実現できた。また,「rBOM]導入によりモノづくりの質の向上,これまで見えなかったコストがみえてくることが期待されている。