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J-GLOBAL ID:201502296162014736   整理番号:15A0181154

他樹種に存在するFomitiporia sp.のナシ萎縮病の伝染源としての可能性

著者 (5件):
資料名:
号: 61  ページ: 56-59  発行年: 2014年12月01日 
JST資料番号: F0760A  ISSN: 1347-1899  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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ナシ萎縮病の病原菌はFomitiporia sp.(チャアナタケモドキ)と同定され(金子ら,2011),スギ非赤枯性溝腐病の病原菌と同種であることが明らかとなった。また,本種はサワラ,コウヤマキ樹上にも子実体を形成する(服部ら,2010;太田ら,2010)。そこで,ナシ園外における本病の伝染源の所在を推定することを目的とし,スギおよびサワラ樹から採集したFomitiporia sp.菌株を用いて交配試験および接種試験を行った。スギおよびサワラ樹上に形成した子実体由来の各1菌株について,その単胞子分離系統をナシから分離した本種2菌株の単胞子分離系統と対峙培養させて交配試験を行った。その結果,ほぼ全ての組み合わせで交配し,生物学的に同一種であることを確認した。また,スギ,サワラの腐朽材部から分離され,子実体の形態的特徴からFomitiporia sp.と同定した菌株やrDNA ITS領域の塩基配列からFomitiporia sp.と推定した菌株をナシ樹に接種したところ,萎縮病の病徴が現れた。これらのことから,ナシ以外の樹種に存在するFomitiporia sp.もナシ萎縮病の伝染源となる可能性が示唆された。(著者抄録)
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分類 (3件):
分類
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果樹  ,  菌類による植物病害  ,  異種生物間相互作用 
引用文献 (10件):
  • Dai, Y.-C. et al. (2002) Mycol. Res. 106: 1435-1448.
  • Fischer, M. (1994) Mycologia 86: 524-539.
  • 服部 力ら (2010) 日林学術講 121: 703. (講要)
  • 金子洋平ら (2011) 日植病報 77: 168. (講要)
  • 金子洋平ら (2012) 日植病報 78: 159-168.
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