抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本報では,情報処理工学科における3次元CAD教育と3次元プロッタの導入について報告する。産業技術短期大学は,教育理念として「ものづくり」を技術教育の中心においている。大学における「ものづくり」教育においても,情報化に関する適応が必要であり,とりわけ設計製図においては,コンピュータを用いて設計製図を行うCADの授業を開講している。この授業は,3次元CADソフトウェアの習熟を通して3次元空間における物体形状制作演習を行い,空間認識力を養成することを目的としている。ものづくりの現場においては,この能力がきわめて重要である。一方,3次元プリンタの低価格化が進み,3次元CADシステムで作成した3次元データをもとに,仮想モデルの現物化が行われるようになってきた。教育の現場においても,その活用が注目されてきており,それに対応した授業内容が求められている。そこで,情報処理工学科におけるものづくり教育の一環として,すでに導入済みである3次元CADシステムと親和性に高い3Dプリンタの導入のための各種調査・検討を行った。イニシアルコスト,ランニングコスト,操作性,CADとの親和性など,いろいろな方面から検討した結果,Mutoh社製MF-1000を導入した。次年度より,この装置を用いて,実際にモデリングを行い,情報処理工学科でのものづくり教育の実践を行っていく。