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J-GLOBAL ID：201502296520139694   整理番号：15A0243891

植物小胞体(ER)局在熱ショック蛋白質90の中央ドメインにおける高帯電領域は,ツニカマイシンまたは高カルシウム誘導ERストレスに対する耐性に必要である

A highly charged region in the middle domain of plant endoplasmic reticulum (ER)-localized heat-shock protein 90 is required for resistance to tunicamycin or high calcium-induced ER stresses

著者 (6件)： CHONG Lisa P. (Univ. Toronto, Ontario, CAN) ,  WANG Yao (Univ. Toronto, Ontario, CAN) ,  GAS Nanette (Univ. Toronto, Ontario, CAN) ,  ANDERSON Nathaniel (Univ. Toronto, Ontario, CAN) ,  SHAH Bhavank (Univ. Toronto, Ontario, CAN) ,  ZHAO Rongmin (Univ. Toronto, Ontario, CAN)
資料名： Journal of Experimental Botany  (Journal of Experimental Botany)
巻： 66  号： 1  ページ： 113-124  発行年： 2015年01月 
JST資料番号： C0579A  ISSN： 0022-0957  CODEN： JEBOA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 熱ショック蛋白質90(HSP90)は,ストレス条件下での細胞プロセスの調節に関与する分子シャペロンであり,Arabidopsisでは7つのアイソフォームが存在する。本研究では,小胞体(ER)に局在するHSP90.7の配列と機能について調査した。その結果,GRP94蛋白質の中央ドメインに特異的に存在する短い帯電領域が同定された。この領域を欠失する突然変異体の幼植物では,ツニカマイシンまたは高濃度カルシウムによって誘導されるERストレスに対する感受性が有意に高まることがわかった。野生型と突然変異HSP90.7蛋白質のATP結合や加水分解活性は,ATP結合親和性とはわずかに異なることが見出された。また,酵母ツーハイブリッド法によって,HSP90.7相互作用物質が同定され,帯電領域は候補クライアント相互作用には必要とされないことが明らかとなり,今後の熱ショック蛋白質90の機能研究に有用な標的を提供する。

シソーラス用語： Arabidopsis ,  *シャペロンタンパク質 ,  熱ショックタンパク質 ,  *小胞体ストレス ,  酵素反応速度論 ,  分子間相互作用 ,  小胞体 ,  突然変異体 ,  遺伝学実験技術
準シソーラス用語： ERストレス ,  クライアント蛋白質 ,  蛋白質-蛋白質相互作用 ,  *熱ショック蛋白質90 ,  分子シャペロン ,  酵母ツーハイブリッド法

分類 (3件)： 植物生理学一般  (EH02010Y) ,  遺伝子発現  (EC02040Q) ,  細胞構成体の機能  (EF03060C)

物質索引 (1件)： ツニカマイシン

タイトルに関連する用語 (11件)： 植物 ,  小胞体 ,  Er ,  熱ショック蛋白質90 ,  ドメイン ,  帯電 ,  ツニカマイシン ,  カルシウム ,  誘導 ,  ERストレス ,  耐性