加齢ラットモデルの多臓器不全症候群の進行における肺の役割

Wang Xueping; Zhu Qinglei; Xue Qiao; Li Yang; Qian Xiaoshun; Wang Zhongliang; Wang Shiwen

文献

J-GLOBAL ID：201502297748443250 整理番号：13A1534424

加齢ラットモデルの多臓器不全症候群の進行における肺の役割

Role of the lung in the progression of multiple organ dysfunction syndrome in ageing rat model

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資料名：
巻： 125 号： 15 ページ： 2708-2713 発行年： 2012年
JST資料番号： C2567A ISSN： 0366-6999 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：中国 (CHN) 言語：英語 (EN)

【背景】高齢者(MODSE)の多臓器不全症候群は,高齢患者の救命救急診療において高い死亡率をもつ問題である。MODSEの病因は理解しにくい。本研究は,MODSEのラットモデルを確立して,ラットモデルにおけるMODSEの発症に寄与する病因機構を調査することを目的とした。【方法】MODSEのラットモデルを誘発させるために,24月齢ラット(高齢群)が,リポ多糖類(LPS)の静脈注射を受けた。このモデルにおいて,著者らは,重要臓器(肺,肝臓,心臓および腎臓)の物理的応答,生化学指標変化,組織病理学的特性を観察した。また,個々の臓器機能障害の経過および炎症誘発因子の変化を調査した。3月齢ラット(若年対照群)が,同じ処置を受けた。また,高齢ラットおよび若年対照ラットに,生理食塩水注射を行った。【結果】全ラットは,呼吸状態の悪化に続いて,LPS注射に対する異なる物理的応答度合を示した。6時間で,肺損傷が観察され,それは,約24時間で観察された他の臓器損傷より前に開始した。さらに,全重要臓器損傷は,同じ時点での若年ラットより高齢ラットの方が重症だった。LPS注射後に,肺胞マクロファージアポトーシス率は,明白に増加し,そして,若年ラット(24.2±3.0%)より高齢ラット(43.4±8.4%)の方が著しかった。また,LPS注射は,これらの臓器における腫瘍壊死因子α(TNF-α)濃度を有意に高めた。そのピーク濃度は,肺組織においてLPS注射後6時間で,そして,他の臓器において24時間で現れた。TNF-αレベルは,同じ時点での若年ラットより高齢ラットの方が高く,その増加は,肺組織において最も著しかった。LPSの静脈投与後に,肺組織におけるToll様受容体4(TLR4)発現は,著しく上方制御され,そして,6時間でピークに達した。・・・Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST

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呼吸器の医学一般

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