文献

J-GLOBAL ID：201502298188652288   整理番号：15A0170203

熱アシスト磁気記録に必要な異方性定数

Anisotropy Constant Required for Thermally Assisted Magnetic Recording

著者 (3件)： KOBAYASHI T. (Graduate School of Engineering, Mie Univ.) ,  ISOWAKI Y. (Graduate School of Engineering, Mie Univ.) ,  FUJIWARA Y. (Graduate School of Engineering, Mie Univ.)
資料名： Journal of the Magnetics Society of Japan  (Journal of the Magnetics Society of Japan)
巻： 39  号： 1  ページ： 8-14 (J-STAGE)  発行年： 2015年 
JST資料番号： Z0944A  ISSN： 1882-2924  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 熱アシスト磁気記録(TAMR)にとって必要な異方性定数K_uを計算した。まず,熱伝達シミュレーションを行って,K_u計算に対して書込み時間で媒体の温度勾配を得た。Curie温度T_cおよびK_uはTAMR媒体設計に対して設計されるべきである。K_uはT_cの関数であるゆえ,バルクK_uに対する膜K_uの固有比を表すパラメータK_u/K_bulkを導入する。その情報安定性条件から,TAMRへの本媒体の可能性の有無を推定した。その制限因子は温度勾配であり,この勾配は書込み中の書込み位置から1bitのところに位置するトレーリング側での情報安定性に関連しており,再書込み中の隣接トラックでの情報安定性に関連しており,制限因子は最小K_u/K_bulkを決定するものである。それ故,最小K_u/K_bulkは温度勾配に強く依存する。K_u/K_bulkに対するビット当りの結晶粒数の依存性,K_u/K_bulkに対する粒径の標準偏差の依存性,K_u/K_bulkに対する記録層厚の依存性,およびK_u/K_bulkに対する書込み温度の依存性も検討した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *熱磁気記録 ,  *異方性 ,  *定数 ,  *熱伝達 ,  *計算機シミュレーション ,  *熱安定性 ,  *データ書込 ,  *温度勾配 ,  Curie温度 ,  安定条件 ,  必要条件 ,  結晶粒径 ,  標準偏差 ,  層厚 ,  温度依存性 ,  FWHM ,  誤り率 ,  層 ,  記憶媒体 ,  結晶粒度 ,  熱アシスト磁気記録 ,  熱シミュレーション ,  *記録 ,  *計算機利用 ,  *利用
準シソーラス用語： 異方性定数 ,  熱的シミュレーション ,  制限因子 ,  BER【誤り率】 ,  記録層

分類 (1件)： 電子・磁気・光学記録  (NC06020F)

引用文献 (7件)：

• 1) S. H. Charap, P.-L. Lu, and Y. He: IEEE Trans. Magn., 33, 978 (1997).
• 2) T. Kobayashi, T. Kitayama, and Y. Fujiwara: J. Magn. Soc. Jpn., 35, 175 (2011).
• 3) A. Kikitsu, T. Kai, T. Nagase, and J. Akiyama: J. Appl. Phys., 97, 10P701 (2005).
• 4) T. Kobayashi, T. Kitayama, and Y. Fujiwara: J. Magn. Soc. Jpn., 36, 282 (2012).
• 5) M. Mansuripur, and M. F. Ruane: IEEE Trans. Magn., MAG-22, 33 (1986).

タイトルに関連する用語 (1件)： 熱アシスト磁気記録