文献
J-GLOBAL ID:201502298673533327   整理番号:15A0455712

TREM2脂質感知はAlzheimer病モデルにおけるミクログリア反応を持続させる

TREM2 Lipid Sensing Sustains the Microglial Response in an Alzheimer’s Disease Model
著者 (26件):
資料名:
巻: 160  号:ページ: 1061-1071  発行年: 2015年03月12日 
JST資料番号: A0707B  ISSN: 0092-8674  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
Triggering receptor expressed on myeloid cells 2(TREM2)は,細胞内蛋白質のチロシンリン酸化を惹起するミクログリアの細胞表面受容体である。近年のゲノムワイド関連解析は,TREM2の稀なR47H変異がAlzheimer病(AD)発症リスクの実質的上昇と相関を示することを明らかにしてきている。この遺伝的相関の基盤を解明するために著者らは,ADの5XFADマウスモデルにおけるTREM2欠損を研究した。著者らは,TREM2欠損およびハプロ不全が,ミクログリアの機能不全応答によるβ-アミロイド(Aβ)蓄積を増大させることを発見した。これはミクログリアがAβ斑の周囲にクラスターを形成できず,ミクログリアのアポトーシスが惹起されてしまうことに起因する。本研究ではさらに,TREM2が広範囲の種類の陰イオン性脂質および双極イオン性脂質を感知することが明らかになった。これらの脂質は,脂質膜中の線維状Aβと関連しており,損傷したニューロンの表面に露出されることが知られている。注目すべきことに,R47H変異によってTREM2の脂質リガンド感知が障害された。このように,TREM2は神経変性に関連した損傷関連性脂質パターンを感知し,Aβ蓄積に対するミクログリア反応の基盤となる。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
神経の基礎医学  ,  細胞生理一般  ,  中枢神経系  ,  生物学的機能 

前のページに戻る