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J-GLOBAL ID:201502298938988470   整理番号:15A0563405

卵巣明細胞癌におけるCD44,CD47およびc-metの発現および有意差

Expression and Significance of CD44, CD47 and c-met in Ovarian Clear Cell Carcinoma
著者 (10件):
資料名:
巻: 16  号:ページ: 3391-3404 (WEB ONLY)  発行年: 2015年02月 
JST資料番号: U7038A  ISSN: 1422-0067  CODEN: IJMCFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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【目的】この研究の目的は,卵巣明細胞癌(OCCC)におけるCD44,CD47およびc-metの差次的発現,それらの発現における相関およびOCCCの生物学的挙動との関係を研究することである。【方法】著者らは免疫組織化学を使って,OCCC(86例)におけるCD44,CD47およびc-metの発現を調べ,OCCCの発達に及ぼすこれらの分子の発現および相互作用の影響を検討した。【結果】CD44,CD47およびc-met発現は,OCCCで有意に高かった。CD44およびCD47の発現は患者の手術段階,薬物療法耐性および予後と相関し(すべてp<0.05),そして,c-metの発現は薬物療法耐性および予後と相関した(すべてp<0.05)が,リンパ節転移とは相関しなかった(すべてp>0.05)。手術段階,CD44,CD47およびc-met発現は,OCCC予後のための独立危険因子であった(すべてp<0.05)。CD44,CD47およびc-metの低濃度を有する患者は,高濃度を有するそれらより良い生存を示した(すべてp<0.05)。CD44(あるいはCD47)とc-metの間には,CD44とCD47の間と同様に,正の相関があった(それぞれ,Spearman相関係数rsは0.783,0.776および0.835であり,すべてがp<0.01)。その上,これらの3つのマーカーのペアワイズ相関分析は,CD44/CD47,CD44/c-metおよびCD47/c-metの高い発現が,患者の手術段階,薬物療法耐性および予後と相関し(すべてp<0.05)たが,リンパ節転移とは相関しなかった(すべてp>0.05)ことを示す。【結論】CD44,CD47およびc-metの発現は,OCCCおよびペアワイズ相関で上方制御された。CD44,CD47およびc-metは,OCCCの発達に対して相乗効果があるかもしれなくて,卵巣のための予後因子である。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
腫ようの化学・生化学・病理学  ,  女性生殖器と胎児の腫よう 

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