文献

J-GLOBAL ID：201502299049683388   整理番号：15A0118089

三陸地方における東北地方太平洋沖地震による津波犠牲者率と素因の関係

Relationship between Primary Causes and Rate of Victim caused by the 2011 off the Pacific Coast of Tohoku Earthquake in Sanriku District

著者 (4件)： 牛山素行 (静岡大 防災総合セ) ,  本間基寛 (京大 防災研) ,  横幕早季 (静岡大 防災総合セ) ,  杉村晃一 (静岡市役所)
資料名： 自然災害科学  (Journal of Japan Society for Natural Disaster Science)
巻： 33  号： 3  ページ： 233-247  発行年： 2014年11月30日 
JST資料番号： L0381A  ISSN： 0286-6021  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 平野の少ない三陸地方(リアス部)を対象として,東日本大震災時の死者・行方不明者の居住地情報を用い,犠牲者居住地の津波災害に関わる素因・誘因と犠牲者の発生状況の関係について,その特徴を検討した。津波による人的被害が特に多い陸前高田市,大槌町,山田町,宮古市および気仙沼市を対象とし,津波再現シミュレーションのデータを用い,犠牲者率の大小に与える要因を探った。結果,誘因である津波浸水深および流速と犠牲者率との間に明瞭な関係が認められ,外力としての津波の規模が犠牲者の発生のしやすさに明確に影響していることなどを確認した。

シソーラス用語： 沿岸地区 ,  *大地震 ,  *津波 ,  死亡事故 ,  *死亡率 ,  因子分析 ,  岩手県 ,  宮城県 ,  シミュレーション ,  データ解析 ,  *浸水 ,  *洪水到達時間 ,  標高点 ,  勾配 ,  海岸線 ,  人口分布 ,  年齢差 ,  老人 ,  *水深 ,  流速 ,  低地 ,  市街地 ,  多重回帰分析
準シソーラス用語： 三陸沿岸 ,  *東北地方太平洋沖地震 ,  陸前高田市 ,  大槌町 ,  山田町 ,  宮古市 ,  気仙沼市

分類 (1件)： 自然災害  (RA02030M)

引用文献 (15件)：

• 相田 勇:三陸沖の古い津波のシミュレーション,東京大学地震研究所彙報,Vol.52,pp.71-101,1977.
• 藤井雄士郎・佐竹健治:2011年3月11日東北地方太平洋沖地震の津波波源(暫定結果,Ver.4.2とVer.4.6), http://iisee.kenken.go.jp/staff.fujii.OffTohokuPacific2011/tsunami_ja.html,2011(2012年7月10日参照).
• 後藤智明・小川由信,Leap-frog法を用いた津波の数値計算法,東北大学工学部土木工学科資料,52p,1982。
• 岩手県:岩手県地震・津波シミュレーションおよび被害想定調査に関する報告書,2004。
• 河田恵昭:大規模地震災害による人的被害の予測,自然災害科学,16,1,pp.3-13,1997。

タイトルに関連する用語 (4件)： 地方 ,  東北地方太平洋沖地震 ,  津波 ,  犠牲者