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J-GLOBAL ID：201502299255517079   整理番号：15A0557616

地上気象観測に基づいた強雨推定手法の一提案-強雨検知の指標化モデルとその評価-

著者 (5件)： 廣井慧 (名古屋大 未来社会創造機構) ,  廣井慧 (慶応大 大学院メディアデザイン研究科) ,  妙中雄三 (東大 情報基盤セ) ,  加藤朗 (慶応大 大学院メディアデザイン研究科) ,  砂原秀樹 (慶応大 大学院メディアデザイン研究科)
資料名： 災害情報  (日本災害情報学会誌)
号： 13  ページ： 57-65  発行年： 2015年03月 
JST資料番号： L7755A  ISSN： 1348-3609  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 情報システムを使って強雨の発生を判断するために,複数の観測値を組み合わせて,対象地点での強雨を検知する指標及びそのモデルを提示した。複数の観測値を組み合わせる事で観測値や既存指標単体では難しい降雨の時間変化の追跡や情報システムを使った検知を実現した。提示モデルは指標を,詳細な空間距離で任意の時間幅で生成し,対象地点における実況だけでなく,対象地点の強雨発生やその可能性について危険の接近や継続と定義し,強雨の発生可能性を推定した。過去の降水日を3群に分類して指標を生成し,観測値と提示指標が一致した割合は65%,80%であり,残りは強雨の発生前後に周囲の強雨を検知し,上昇した値であった。そのため,実際の地表面での降雨と同時刻に強雨を検知する他,強雨発生の事前と事後に強雨発生の可能性を示唆し,提示指標が目的とする対象地点における強雨発生とその可能性を表す事を示した。しかし,実際より降雨が少ないと指標が生成される誤検知も見られた。

シソーラス用語： 気象観測 ,  *豪雨 ,  予測モデル ,  性能評価 ,  降雨量 ,  情報システム ,  方式 ,  推定 ,  指標 ,  センサネットワーク
準シソーラス用語： 強雨 ,  *降雨推定 ,  降水日 ,  推定法 ,  地上観測

分類 (1件)： 天気予報  (DC05020O)

引用文献 (17件)：

• Lambert, S. J. and J. C. Fyfe (2006) , Changes in winter cyclone frequencies and strengths simulated in enhanced greenhouse warming experiments results from the models participating in the IPCC diagnostic exercise, Climate Dyn., Vol.26, pp.713-728
• 気象庁,アメダス(参照年月日:2014.9.28), http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/amedas/kaisetsu.html
• 東京都建設局,東京水防災総合情報システム(参照年月日:2014.9.28), http://www.kasen-suibo.metro.tokyo.jp/im/tsim0101g.html
• Live E!プロジェクト,デジタル百葉箱(参照年月日:2014.9.28), http://www.live-e.org/instrument/instrument04.html
• 新保明彦(2001),レーダー・アメダス解析雨量(I),天気,日本気象学会,vol.48,no.10,pp.579-583

タイトルに関連する用語 (7件)： 強雨 ,  推定 ,  手法 ,  提案 ,  指標 ,  モデル ,  評価