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J-GLOBAL ID：201502299606400963   整理番号：15A0534988

高エントロピー合金,バルク金属ガラスおよび高エントロピーバルク金属ガラスの合金設計

Alloy Designs for High-Entropy Alloys, Bulk Metallic Glasses and High-Entropy Bulk Metallic Glasses

著者 (1件)： 竹内章 (東北大学金属材料研究所)
資料名： 日本金属学会誌  (Journal of the Japan Institute of Metals and Materials)
巻： 79  号： 4  ページ： 157-168 (J-STAGE)  発行年： 2015年 
JST資料番号： G0023A  ISSN： 0021-4876  CODEN： NIKGAV  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 最近の先進合金材料の中に,高エントロピー合金(HEA),バルク金属ガラス(BMG),および両合金の性質を併せもつ高エントロピーバルク金属ガラス(HE-BMG)がある。HEAとBMGは,これまで同じ合金系分野に属していながら,個別に研究が進められてきた。しかし,合金設計に関しては,物理量である原子寸法差と熱力学量である混合エンタルピー(DHmix)の双方に対して,合金組成の関数として算出するという共通の指針にのっとり開発が進められてきた。また,合金設計指針に示した熱力学的方式は,高度情報化社会に即した新しい合金開発の研究環境を提供できるポテンシャルを有している。本稿では,HEA,BMGおよびHE-BMGの3種類の合金に内在する普遍性の存在を意識して,このような合金設計を志向した上で,従来見出されたHEA,BMGおよびHE-BMGの合金設計に関する概説を行う。はじめに,HEAとBMGの名称,特徴,開発経緯,類似点および相違点についてまとめるとともに,3種類の合金の設計指針と将来的な合金開発の展望を述べる。

シソーラス用語： 文献展望 ,  エントロピー ,  *バルク金属ガラス ,  *合金設計 ,  混合熱 ,  統計解析 ,  データ ,  相安定性 ,  結晶構造 ,  熱力学的性質 ,  原子半径 ,  不整合 ,  相平衡 ,  状態図 ,  データベース
準シソーラス用語： 文献レビュー ,  *高エントロピー合金 ,  合金開発 ,  混合エンタルピー ,  ビッグデータ ,  現象論的モデル ,  合金組成 ,  ミスマッチ ,  CALPHAD法

分類 (1件)： 金属材料一般  (WE01000P)

引用文献 (49件)：

• 1) J. W. Yeh: Ann. Chim.-Sci. Mat. 31(2006) 633–648.
• 2) J. W. Yeh, S. K. Chen, S. J. Lin, J. Y. Gan, T. S. Chin, T. T. Shun, C. H. Tsau and S. Y. Chang: Adv. Eng. Mater. 6(2004) 299–303.
• 3) A. Inoue and A. Takeuchi: Acta Mater. 59(2011) 2243–2267.
• 4) L. Q. Ma, L. M. Wang, T. Zhang and A. Inoue: Mater. Trans. 43(2002) 277–280.
• 5) K. Zhao, X. X. Xia, H. Y. Bai, D. Q. Zhao and W. H. Wang: Appl. Phys. Lett. 98(2011) 141913.

タイトルに関連する用語 (4件)： 高エントロピー合金 ,  バルク金属ガラス ,  エントロピー ,  合金設計