文献

J-GLOBAL ID：201502299708415051   整理番号：15A0387995

PSOを用いた静止型無効電力補償装置の設置位置最適化に関する検討

A Study on Optimization of Static Var Compensator in distribution system

著者 (7件)： 梅垣直哉 (大阪府大) ,  米澤征司 (大阪府大) ,  高山聡志 (大阪府大) ,  石亀篤司 (大阪府大) ,  伊藤隆治 (関西電力) ,  阿部勝也 (関西電力) ,  南雅弘 (関西電力)
資料名： 電気学会電力技術研究会資料  (電気学会研究会資料)
巻： PE-15  号： 26-29.31.33-36.38-39.41-56.58  ページ： 37-42  発行年： 2015年02月19日 
JST資料番号： F0788B  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 配電系統においてPVの導入率が高まると,逆潮流や出力の急峻な変化による電圧変動が生じ,この結果,系統の電圧上昇や変動による系統電圧の適正電圧からの逸脱が生じることが懸念される。この対応策として静止型無効電力補償装置(SVC)などの無効電力制御機器の導入が検討されている。本論文では,太陽光発電の大量導入に向け,LRTが設置される配電系統において,SVCの設置位置の最適化計算を行った。またその際にSVCの目標電圧値を固定設定した場合と,平均化時間を用いて柔軟に変化させ設定した場合の2つの設定ケースについて,それぞれ最適化計算を行った。両者のケース共に,SVCを中間ノードに設置し,目標値固定の場合は適正電圧の中間値よりも少し高めに設定し,平均化時間の場合は20分毎に系統電圧の平均値をSVCの目標値電圧に設定することで最適な制御を行うことができた。

シソーラス用語： *SVC【補償】 ,  *最適化 ,  太陽光発電 ,  配置問題 ,  *配電系統 ,  *送電系統 ,  電力変圧器 ,  タップ切換
準シソーラス用語： 静止型無効電力補償装置 ,  *PSO【最適化】 ,  *最適配置 ,  *送配電系統 ,  負荷時タップ切換変圧器

分類 (3件)： 電力系統一般  (NB02000E) ,  送電  (NB05030G) ,  配電(事業者側)  (NB05040R)

引用文献 (5件)：

• 川崎章司・林泰弘・松木純也・山口益弘:「LRTとの制御分担を考慮したSVCの協調型電圧制御法およびSVCの定格容量と制御パラメータの決定手法」,電気学会論文誌B,Vol.130,No,11,pp.963-971(2010)
• 林泰弘:「分散型電源の導入拡大に対応した配電系統電圧制御の動向と展望」,電気学会論文誌B,Vol.129,No.4,pp.491-494(2009)
• J.Kennedy and R.Eberhart : 「Swarm Intelligence) , Morgan Kaufman Publishers,2001
• 電力中央研究所:「需要家力率制御を考慮した需要地系統の運用方式の開発-系統側対策による電圧適正化方式-」,研究報告:R09020(2010).
• 高橋尚之他:「電圧予測を用いたSVCの集中型不感帯制御に基づく電圧制御手法」電気学会全国大会,6号pp.288-289(2012).

タイトルに関連する用語 (4件)： PSO ,  静止型無効電力補償装置 ,  設置位置 ,  最適化