特許
J-GLOBAL ID:201503001219344775

圧迫不可能な出血時に用いる組織シーラントの改良

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 伊東 忠重 ,  伊東 忠彦 ,  大貫 進介
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2015-540789
公開番号(公開出願番号):特表2015-535192
出願日: 2013年10月31日
公開日(公表日): 2015年12月10日
要約:
ClotFoamは、中等度から重度の出血に関して圧迫不可能な出血の場合に用いられるシーラントおよび止血剤である。ClotFoamは、手術室で腹腔鏡開口を通して適用可能であり、或いは開腹処置で裂傷組織上に直接適用可能であり、或いは腔内の重度の外傷または手術の後に手術室外部で混合針および/または噴霧方法によって適用可能である。その架橋技術により、止血に求められるフィブリンシーラントを運搬する接着性足場が生成される。ClotFoamはフォームを産生し、フォームは体腔全体に広がり、裂傷組織に到達して組織を封止し凝固カスケードを促進する。組成物は生体適合性であり、かつ非炎症性である。本発明は、pHの変化により重合されるフィブリンモノマーを、活性シーリング成分として用いる。フォームの粘弾特性とフィブリン血栓の急速形成とにより、シーラントは血液に押し流されることなく投与部位に留まることができる。
請求項(抜粋):
患者身体の損傷組織からの失血を圧力を加えることなく停止するための、4種類の溶液を含有する止血組成物であって、前記4種類の溶液は、 a)金属イオンおよびゲル化促進剤の存在下で、pHが約8.3のバッファーにおいて、スクロースと、ポリビニルピロリドンと、重炭酸ナトリウムおよびリン酸二水素から成る水溶性フォーム誘導剤と、ヒト血清アルブミンと混合される硬骨(魚類)ゼラチンタイプAと、 b)56.0%以上68.0%以下のカルボン酸を含有するスクロースのアリルエーテルと架橋するポリアクリル酸(カルボマーホモポリマー)と、 c)pH3.4〜pH4.0の酸性溶液中のフィブリンモノマーであって、pHが酸性から中性(7.0〜7.2)に変化すると重合するフィブリンモノマーと、 d)フィブリンポリマーを安定化するための、へぺス(HEPES)バッファー中のカルシウム非依存性トランスグルタミナーゼ酵素および塩化カルシウムと、 を具備する、止血組成物。
IPC (3件):
A61L 31/00 ,  A61P 7/04 ,  A61L 15/16
FI (4件):
A61L31/00 B ,  A61P7/04 ,  A61L31/00 T ,  A61L15/01
Fターム (18件):
4C081AA14 ,  4C081AC03 ,  4C081AC04 ,  4C081BA11 ,  4C081BB02 ,  4C081CA06 ,  4C081CA08 ,  4C081CD08 ,  4C081CD11 ,  4C081CD15 ,  4C081CD171 ,  4C081CD18 ,  4C081CE11 ,  4C081CF21 ,  4C081CF24 ,  4C081CF25 ,  4C081DA12 ,  4C081DA15

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