特許
J-GLOBAL ID:201503002287569749

分光感度測定による有機薄膜太陽電池の評価方法、および、評価装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 岩橋 祐司 ,  加藤 愼二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2014-036646
公開番号(公開出願番号):特開2015-162961
出願日: 2014年02月27日
公開日(公表日): 2015年09月07日
要約:
【課題】電子ドナー及び電子アクセプターの領域毎に、励起子の生成・拡散の効率を評価できる有機薄膜太陽電池の評価方法を提供すること。【解決手段】評価方法は、順バイアス印加工程、分光感度測定工程、解析工程を含む。順バイアス印加工程では、薄膜素子の電極間に順バイアス電圧を印加する。分光感度測定工程では、薄膜素子に単色光を照射し、その波長を変化させつつ電極間電流を検出し、これをスペクトル特性とする。解析工程では、スペクトル特性から薄膜素子の各領域の効率を評価する。分光感度測定工程では、順バイアス電圧を零から正の電圧値まで変化させて、バイアス電圧ごとにスペクトル特性を取得する。解析工程では、電子ドナー領域の吸収波長域におけるスペクトル特性の変化に基づいて該領域の効率を評価し、電子アクセプター領域についても同様にその吸収波長域のスペクトル特性の変化に基づいて評価する。【選択図】 図5
請求項(抜粋):
分光感度測定による有機薄膜太陽電池の評価方法であって、 電子ドナー領域および電子アクセプター領域を含んで構成された薄膜素子の電極間に外部から順方向のバイアス電圧を印加する工程と、 前記薄膜素子に単一波長光を照射し、この単一波長光の中心波長を所定波長域にて連続的に変化させながら、前記薄膜素子の電極間を流れる電流値を検出し、これをスペクトル特性として取得する分光感度測定工程と、 前記スペクトル特性を解析して前記薄膜素子の各領域のプロセス効率を評価する解析工程と、を備え、 前記分光感度測定工程では、前記順方向のバイアス電圧を零から正の電圧値までの範囲にて変化させて、該バイアス電圧ごとに前記スペクトル特性を取得し、 前記解析工程では、前記電子ドナー領域の吸収波長域における前記スペクトル特性の変化率に基づいて該領域のプロセス効率を評価し、または、前記電子アクセプター領域の吸収波長域における前記スペクトル特性の変化率に基づいて該領域のプロセス効率を評価することを特徴とする有機薄膜太陽電池の評価方法。
IPC (3件):
H02S 50/10 ,  G01M 11/00 ,  H01L 51/42
FI (3件):
H02S50/10 ,  G01M11/00 T ,  H01L31/04 100
Fターム (3件):
2G086EE04 ,  5F151AA11 ,  5F151KA09

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