特許
J-GLOBAL ID:201503004221341014

酢酸の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 鍬田 充生 ,  阪中 浩
公報種別:再公表公報
出願番号(国際出願番号):JP2013056766
公開番号(公開出願番号):WO2013-137236
出願日: 2013年03月12日
公開日(公表日): 2013年09月19日
要約:
本発明では、ヨウ化水素の濃縮を抑制しつつ、蒸留塔からのオーバーヘッドの分液性を向上させ、酢酸を製造する。ヨウ化水素、水、酢酸及び酢酸メチルを含む混合物を第1の蒸留塔(3)で蒸留し、この混合物からオーバーヘッドと、酢酸を含むサイドカット流又は缶出流とに分離し、オーバーヘッドをコンデンサ(C3)で冷却して凝縮させてデカンタ(4)で凝縮液を上相と下相とに分液し、酢酸を製造する。この方法では、前記混合物として、水濃度が有効量以上であって5重量%以下(例えば、0.5〜4.5重量%)、酢酸メチル濃度が0.5〜9重量%(例えば、0.5〜8重量%)の混合物を蒸留塔に供給して蒸留することにより、混合物の供給位置よりも上方の蒸留塔内で水濃度の高い領域を形成し、この高い水濃度領域でヨウ化水素と酢酸メチルとを反応させてヨウ化メチルと酢酸とを生成させる。
請求項(抜粋):
ヨウ化水素、水、ヨウ化メチル、酢酸及び酢酸メチルを含む混合物を蒸留し、この混合物から低沸点成分を含むオーバーヘッドを分離し、このオーバーヘッドを凝縮させて分液し、酢酸を製造する方法であって、濃度5重量%以下の有効量の水と濃度0.5〜9重量%の酢酸メチルとを含む混合物を蒸留し、ヨウ化メチルを含むオーバーヘッドと、酢酸を含むサイドカット流又は缶出流とに分離し、酢酸を製造する方法。
IPC (2件):
C07C 51/44 ,  C07C 53/08
FI (2件):
C07C51/44 ,  C07C53/08
Fターム (6件):
4H006AA02 ,  4H006AD11 ,  4H006AD16 ,  4H006BC37 ,  4H006BD21 ,  4H006BD84

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