特許
J-GLOBAL ID:201503005967521013

二酸化炭素を捕獲および封鎖するためのシステムおよび方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (5件): 小野 新次郎 ,  小林 泰 ,  竹内 茂雄 ,  山本 修 ,  中村 充利
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2015-510489
公開番号(公開出願番号):特表2015-515925
出願日: 2013年05月03日
公開日(公表日): 2015年06月04日
要約:
処理前の空気中のCO2濃度を実質的に増加させるために、周囲空気を最大50体積%の工業的プロセスの発電機からの流出ガスと混合することによる、炭化水素燃料の燃焼により発電する工業的プロセスの正味の二酸化炭素のフットプリントを低下させるシステムおよび方法である。この処理は、冷却した多孔質基板で支持されたアミン吸収剤を利用して混合された周囲空気からCO2を吸収することを含み、ここで多孔質基板は最初に混合された周囲空気と接触すると、その孔中に凝縮水が含有されるようになり、この凝縮水が、吸着プロセスによって生成した発熱性の熱に対して特徴的な冷却剤として作用する。加えて、支持された吸収剤を再生する前に、密封された再生チャンバー中で空気圧を実質的に低下させ、この低圧のチャンバーを、水蒸気および二酸化炭素を含有するより高圧の再生チャンバーと共に流体連結部に配置して、再生しようとする吸着剤を予熱して、さらなるCO2吸着に使用する前に再生された吸着剤を迅速に冷却する。【選択図】図4
請求項(抜粋):
二酸化炭素含有空気から濃縮された二酸化炭素を除去し捕獲する方法であって、 第一の二酸化炭素を含む周囲空気流を、50体積%以下の流出ガスと混合し(ここで流出ガスは、炭化水素の燃焼による煙道ガスから発生したものである)、混合された第一の周囲空気流を、第一の二酸化炭素除去構造に向かわせること;ここで二酸化炭素除去構造は、多孔質基板上に支持された、第一の混合された周囲空気混合物から予め決められた量の二酸化炭素が除去されるように発熱を伴い且つ解放可能に二酸化炭素と結合できる吸着剤を含み; 第一の二酸化炭素除去構造を、第一の密封された二酸化炭素捕獲チャンバーに送り、第一の密封された捕獲チャンバーから空気を排気してその中の空気圧を低下させ、水蒸気を120°C以下の温度で第一の二酸化炭素除去構造に送ることにより、吸着剤から二酸化炭素をストリッピングして吸着剤を再生し、濃縮された二酸化炭素が捕獲されるように第一の密封された捕獲チャンバーからストリッピングされた二酸化炭素を除去すること; 第二の二酸化炭素を含む周囲空気流を50体積%以下の流出ガスと混合し(ここで流出ガスは、炭化水素の燃焼による煙道ガスから発生したものである)、混合された周囲空気流を第二の二酸化炭素除去構造に向かわせること;ここで第二の二酸化炭素除去構造は、多孔質基板上に支持された、第二の混合された周囲空気混合物から予め決められた量の二酸化炭素が除去されるように解放可能に二酸化炭素と結合できる吸着剤を含み; 第二の二酸化炭素除去構造を、第二の密封された二酸化炭素捕獲チャンバーに送り、第二の密封された捕獲チャンバーから空気を排気してその中の空気圧を低下させ、水蒸気を120°C以下の温度で第二の二酸化炭素除去構造に送ることにより、吸着剤から二酸化炭素をストリッピングして水蒸気を凝縮させながら吸着剤を再生し、濃縮された二酸化炭素が捕獲されるように第二の密封された捕獲チャンバーからストリッピングされた二酸化炭素を除去すること; 第一の二酸化炭素除去構造が再生サイクルを完了させたときに第二の二酸化炭素除去構造がその再生を実行するように準備されたら、第一の二酸化炭素捕獲チャンバー中の残存する水蒸気を減圧された第二の二酸化炭素捕獲チャンバーに流し込むことにより、飽和水蒸気で再生させる前に第一の二酸化炭素除去構造を冷却し且つ第二の二酸化炭素除去構造を予熱し;第一の二酸化炭素除去構造を第一の捕獲チャンバーから除去して、混合された周囲空気流に移動させるように、第一の二酸化炭素除去構造と第二の二酸化炭素除去構造とをタンデム式で稼働させること; 飽和水蒸気を第二の二酸化炭素捕獲チャンバーに送り、第二の二酸化炭素除去構造を再生し、第二の二酸化炭素除去構造から二酸化炭素および凝縮した水蒸気を除去すること;および 混合された空気流から二酸化炭素を吸収させた後に第一の二酸化炭素除去構造を第一の二酸化炭素捕獲チャンバーに戻し、第一の二酸化炭素捕獲チャンバー中の圧力を低下させて、第二の二酸化炭素捕獲チャンバー中のより高い圧力に向かって圧力を解放させるように、タンデム式の稼働を繰り返すこと; を含む、上記方法。
IPC (3件):
B01D 53/14 ,  B01D 53/18 ,  B01D 53/62
FI (3件):
B01D53/14 A ,  B01D53/18 Z ,  B01D53/34 135Z
Fターム (24件):
4D002AA08 ,  4D002AC01 ,  4D002BA03 ,  4D002CA13 ,  4D002DA31 ,  4D002EA08 ,  4D002FA01 ,  4D002GA01 ,  4D002GB02 ,  4D002GB04 ,  4D002HA08 ,  4D020AA03 ,  4D020BA16 ,  4D020BB07 ,  4D020BC01 ,  4D020BC02 ,  4D020CA01 ,  4D020CC01 ,  4D020CC09 ,  4D020CC12 ,  4D020CC20 ,  4D020DA03 ,  4D020DB03 ,  4D020DB04
引用特許:
出願人引用 (8件)
  • 特開昭63-069526
  • 再生可能な固体アミン吸収剤
    公報種別:公表公報   出願番号:特願平10-519708   出願人:ユナイテッドテクノロジーズコーポレイション
  • 特開昭61-254220
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審査官引用 (8件)
  • 特開昭63-069526
  • 再生可能な固体アミン吸収剤
    公報種別:公表公報   出願番号:特願平10-519708   出願人:ユナイテッドテクノロジーズコーポレイション
  • 特開昭61-254220
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