特許
J-GLOBAL ID:201503006545665745
有機ペルオキシドを含有する未処理の分解ガソリン留分から高純度ベンゼンを回収することにより低ベンゼンガソリンを製造する処理工程
発明者:
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出願人/特許権者:
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代理人 (4件):
勝沼 宏仁
, 中村 行孝
, 浅野 真理
, 反町 洋
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2015-526010
公開番号(公開出願番号):特表2015-524509
出願日: 2013年03月13日
公開日(公表日): 2015年08月24日
要約:
芳香族選択的溶媒系を共溶媒と共に使用する抽出蒸留(ED)操作において、ベンゼンと、沸点の近い非芳香族炭化水素、例えばパラフィン、イソパラフィン、オレフィン、ジオレフィン(共役ジオレフィンを含む)、およびナフタレンとを、不純物、例えば酸化物、金属、塩化物、硫黄化合物、窒素化合物および有機ペルオキシドと共に含んでなる、ベンゼンの濃縮した狭沸点の未処理の分解ガソリン留分から、高純度ベンゼンを回収することにより低ベンゼンガソリンを製造する方法に関するものである。本発明は、そのような複雑な不純物担持供給物を処理するED操作の間、高反応性の化学種、例えば共役ジオレフィンおよび有機ペルオキシドの存在下にあっても依然として安定である、共溶媒を伴う芳香族選択的溶媒(溶媒系)の有効性に重点を置いている。
請求項(抜粋):
有機ペルオキシドを含有する、ベンゼンの濃縮した未処理の接触分解ガソリン留分から、高純度ベンゼン(97重量%よりも高純度)を回収することにより、低ベンゼンガソリン(0.4重量%より少ないベンゼン含有量)を製造する方法であって、10〜30重量%の範囲にあるベンゼンと、70〜90重量%の範囲にある沸点の近い非芳香族炭化水素と、有機ペルオキシド等の不純物とを共に含んでなる供給物留分を、N-メチル-2-ピロリドン(NMP)、N-ホルミル-モルホリン(NFM)、およびジ-メチル-ホルムアミド(DMF)からなる群から選択される芳香族選択的溶媒を共溶媒と組み合わせて使用する抽出蒸留(ED)操作において処理する工程、および
a)共溶媒を伴う前記予熱した芳香族選択的溶媒と、ベンゼンの濃縮した未処理の接触分解ガソリン留分とを、供給物重量に対する溶媒混合物の比1〜10、より好ましくは2.0〜6.0の範囲で、抽出蒸留塔に加え、前記ベンゼンの濃縮した未処理の接触分解ガソリン留分は、前記ED塔に中間部から加え、共溶媒を伴う溶媒は前記塔に頂部から加える工程と、
b)前記ED再沸器温度を140°C〜185°C範囲に維持し、その後、低ベンゼンガソリン(抽残物相)流(0.4重量%より少ないベンゼン含有量)を塔頂生成物として、およびベンゼン担持溶媒相(抽出相)を塔底生成物として回収する工程と、
c)溶媒回収塔(SRC)において、工程(b)において得られた前記抽出相から前記溶媒を分離し、ベンゼンを含まない溶媒を前記塔底から得て、ベンゼン(97重量%超の純度)を前記SRC頂部から得る工程と、
を含んでなる、方法。
IPC (1件):
FI (1件):
Fターム (12件):
4H129AA02
, 4H129CA04
, 4H129CA25
, 4H129DA02
, 4H129DA06
, 4H129EA08
, 4H129HA17
, 4H129HB03
, 4H129NA03
, 4H129NA15
, 4H129NA22
, 4H129NA27
引用特許: