特許

J-GLOBAL ID：201503008653079693

質量分析装置及びイオンガイドの駆動方法

発明者： 奥村 大輔 ,  糸井 弘人
出願人/特許権者： 株式会社島津製作所
代理人 (1件)： 特許業務法人京都国際特許事務所
公報種別：再公表公報
出願番号（国際出願番号）：JP2012056850
公開番号（公開出願番号）：WO2013-136509
出願日： 2012年03月16日
公開日（公表日）： 2013年09月19日
要約：

イオン光軸(C)の周りに45°回転角度間隔で配置された8本の電極(31〜38)に対し、隣接する2本の電極を1組として電気的に接続し、さらに1組おきの電極を電気的に接続する。そして、光軸Cの周りに1組おきの電極(31、32、35、36)に電圧VDC+vcosωtを印加し、他の電極(33、34、37、38)には電圧VDC-vcosωtを印加する。これにより、電極構造は八重極型イオンガイドと同じであるが、主として四重極場成分を持つ高周波電場が形成され、四重極型イオンガイドとして使用可能である。このようにして、同じ構造の電極を用い電圧を印加する配線のみを変更することで、例えば四重極型、八重極型など、イオン受容性やイオン透過性などの特性の相違するイオンガイドを実現することができる。

請求項（抜粋）：

イオン光軸に沿って延伸する2n(ただしnは3以上の整数)個の棒状又は板状の電極がイオン光軸を取り囲むように配置されてなるイオンガイドを具備する質量分析装置において、 a)前記イオンガイドの各電極で囲まれる空間に高周波電場を形成するための電圧として、第1の高周波電圧と、該第1の高周波電圧と振幅が同一で位相が反転した第2の高周波電圧と、を生成する電圧生成手段と、 b)前記イオンガイドを構成する2n個の電極の中の、イオン光軸の周りに隣接するm(ただしmは2以上2n-1以下の整数)個の電極に、第1の高周波電圧が印加され、他の2n-m個の電極の中の少なくとも1個の電極に第2の高周波電圧が印加されるように、前記電圧生成手段と前記イオンガイドの各電極とを電気的に接続する電気的接続手段と、 を備えることを特徴とする質量分析装置。

IPC (1件)：

H01J 49/42

FI (1件)：

H01J49/42

Fターム (3件)：

5C038JJ05 ,  5C038JJ06 ,  5C038JJ07