特許
J-GLOBAL ID:201503010997711163

石炭ガス化装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 吉岡 宏嗣 ,  小田 哲明
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2013-190518
公開番号(公開出願番号):特開2015-054948
出願日: 2013年09月13日
公開日(公表日): 2015年03月23日
要約:
【課題】圧力容器の隔壁部の圧力を速やかに制御してガス化部等の耐熱壁を保護し、かつ起動時の昇圧及び停止時の脱圧の時間を短縮する方法の提供。【解決手段】ガス化炉1の圧力容器7と、熱回収ボイラ2の圧力容器11とを連通し、熱回収ボイラ2の可燃性ガス出口を圧力容器11内に開口し、ガス化炉1の圧力容器7の隔壁部を仕切板15で仕切って絶縁隔壁部16と連通隔壁部17とに分け、絶縁隔壁部16に隔壁ガスを供給する第1の制御弁ユニット20と、絶縁隔壁部16と連通隔壁部17とを連通する第2の制御弁ユニット22とを設け、絶縁隔壁部16の圧力と熱回収部5の可燃性ガスの圧力との差圧を許容差圧範囲に抑えるように、第1の制御弁ユニット20と第2の制御弁ユニット22の少なくとも一方を制御する。特に、第2の制御ユニット22は、圧力調整弁22aと開閉弁22bと、開閉弁22bより口径の大きい大口径開閉弁を並列に接続して形成する。【選択図】図1
請求項(抜粋):
石炭を酸化剤との反応熱により可燃性ガスに転換するガス化部と、ガス化部の上部に配置され前記可燃性ガスの熱の一部を回収する熱回収部と、前記ガス化部の下部に配置され前記ガス化部で溶融されて流下するガス化残渣の溶融スラグを水冷固化するクエンチ部とを圧力容器に収容してなるガス化炉と、前記熱回収部から排出される可燃性ガスの熱を回収して水蒸気を発生させる蒸気発生部を圧力容器に収容してなる熱回収ボイラとを備え、前記ガス化炉の圧力容器の上部を前記熱回収ボイラの圧力容器の上部に連通し、前記熱回収ボイラの蒸気発生部の可燃性ガスの出側を前記熱回収ボイラの圧力容器内に開口してなる石炭ガス化装置であって、 前記ガス化部及び前記熱回収部の外壁と前記圧力容器の内壁とで挟まれる空間と、前記蒸気発生部の外壁と前記圧力容器の内壁とで挟まれる空間の一方を仕切板で仕切り、該仕切板の可燃性ガスの上流側に対応する空間を絶縁隔壁部とし下流側に対応する空間を連通隔壁部として形成し、 前記絶縁隔壁部に隔壁ガスを供給して圧力を制御する圧力調整弁と開閉弁とを並列接続してなる第1の制御弁ユニットと、前記絶縁隔壁部と前記連通隔壁部とを連通する管路に介装された圧力調整弁と開閉弁とを並列接続してなる第2の制御弁ユニットと、前記絶縁隔壁部の隔壁ガスの圧力と前記熱回収部の可燃性ガスの圧力との差圧を検出する差圧センサと、該差圧センサにより検出された検出差圧を予め設定された許容差圧範囲に抑えるように第1の制御弁ユニットと第2の制御弁ユニットの少なくとも一方を制御する隔壁部圧力制御装置と備えてなることを特徴とする石炭ガス化装置。
IPC (1件):
C10J 3/46
FI (4件):
C10J3/46 M ,  C10J3/46 L ,  C10J3/46 J ,  C10J3/46 K
引用特許:
審査官引用 (2件)

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