特許
J-GLOBAL ID:201503012998585750
タンパク質分離用多次元の液体クロマトグラフィーの分離システム及分離方法
発明者:
出願人/特許権者:
,
代理人 (1件):
尾崎 隆弘
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2015-528830
公開番号(公開出願番号):特表2015-534635
出願日: 2012年08月31日
公開日(公表日): 2015年12月03日
要約:
【課題】 タンパク質分離用多次元の液体クロマトグラフィーの分離システム及び分離方法。【解決手段】 タンパク質分離用多次元の液体クロマトグラフィーの分離システムは移動相リザーバー(2)、輸液装置No.1(3,1-2)と輸液装置No.2(9,1-1)、サンプル供給装置No.1(4-1,4-2)とサンプル供給装置No.2(12)、分離装置(7)、蓄積装置(10)、少なくとも2つのドレン装置(7-1,7-2,7-3)とチャンネル切替え装置(11)を含む。次元ごとの液体クロマトグラフィーの分離を実施する場合、当該蓄積装置は次の液体クロマトグラフィーの分離が行われる目標中間留分を蓄積装置に蓄積し、2次元目又は更に多くの次元の液体クロマトグラフィーの分離の場合、サンプル供給装置No.2のサンプル供給混合機により蓄積器からのすべての中間留分を移動相と混合させ、当該輸液装置No.1及び輸液装置No.2により輸送する移動相の量に対する調節及び計量を行い、当該供給サンプルの混合液における溶離剤の濃度が当該目標中間留分で当該次元の分離で保留されるすべての目標タンパク質の臨界移転溶離剤の濃度より低いようにする。【選択図】図2
請求項(抜粋):
検出装置、移動相リザーバー、輸液装置No.1と輸液装置No.2、サンプル供給装置No.1及びサンプル供給装置No.2、分離装置、少なくとも1つの蓄積器を含む蓄積装置、少なくとも2つのドレン装置及びチャンネル切替え装置を含むタンパク質分離用多次元の液体クロマトグラフィーの分離システムであって、
(1)前記の移動相リザーバーは多次元の液体クロマトグラフィーの分離に用いられる移動相を貯蔵し、
(2)前記の輸液装置No.1と輸液装置No.2は独立して前記の移動相リザーバーから液体クロマトグラフィーの分離に適用する移動相を取り出し、当該移動相を前記の多次元の液体クロマトグラフィーの分離システムのチャンネルに輸送し、独立して流量を調節、計量でき、1次元目の分離の際に当たり、前記の輸液装置No.1は当該1次元目の分離に適用する移動相をサンプル供給装置No.1に輸送し、2次元目又は更に多くの次元の分離の場合、前記の輸液装置No.1は当該2次元目又は更に多くの次元の分離に適用する移動相を前記の蓄積装置に輸送し、前記の少なくとも1つの蓄積器に貯蔵した中間留分を前記のサンプル供給装置No.2に押し入れると同時に、前記の輸液装置No.2は前記の移動相リザーバーから当該2次元目又は更に多くの次元の分離に適用する流動相を取出して前記のサンプル供給装置No.2に輸送し、
(3)前記のサンプル供給装置No.1はシステムの外部からオリジナルサンプルを導入し、輸液装置No.1からの移動相と同時に前記の分離装置に入るようにし、サンプル供給装置No.2はサンプル供給混合機を含み、当該サンプル供給混合機は前記の蓄積装置における少なくとも1つの蓄積器からの中間留分及び移動相が前記の輸液装置No.2の移動相と混合して供給サンプルの混合液を取得し、当該供給サンプルの混合液を前記の次の1次元の分離装置に輸送するようにし、
(4)前記の分離装置はクロマトグラフィのカラム切替えユニット及びクロマトグラフィのカラムのn本を含み、又は分離モード総数がmであるクロマトグラフィのあるカラムを含み、前記のクロマトグラフィのカラムにより分離装置に入った液体が異なる留分に分離するようにし、その中、前記のクロマトグラフィのカラム切替え弁は前記の分離装置に入った液体を選択的に前記のクロマトグラフィのカラムのn本におけるクロマトグラフィのカラムの1本に流入させ、nが非負整数であり、mが前記の多次元の液体クロマトグラフィーの分離システムに用いられる異なる分離モードの個数であり、nとmが下式を満たし、
m≧n (1)
m=n+qi (2)
その中、
i:正整数
qi:i種の分離モードのあるクロマトグラフィのカラムの個数
(5)前記の蓄積装置は蓄積器の切替えユニットのp個を含み、その中、p≧1、前記の蓄積器の切替えユニットが前記の蓄積装置に入った液体が選択的に前記の蓄積装置の少なくとも1つに流入するようにし、当該蓄積器は次元ごとの分離が行われて取得した異なる留分で更なる分離が必要である中間留分を収集し、蓄積装置の少なくとも1つに貯蔵し、
(6)前記の少なくとも2つのドレン装置はチャンネルにおける液体をシステムの外部に排出し、
(7)前記のチャンネル切替え装置は前記の装置と連通するバルブと管路からなり、前記のチャンネル切替え装置におけるバルブに対する切替えにより、前記のチャンネル切替え装置は普通の液体クロマトグラフィーの分離におけるチャンネルを形成する外に、多次元の液体クロマトグラフィーの分離に用いられるチャンネルも形成し、
前記の輸液装置No.1と輸液装置No.2が輸送する2次元目又は更に多くの次元の分離に用いられる移動相の量に対して調節及び計量を行って、2次元目又は更に多くの次元の分離に用いられる前記の供給サンプルの混合液における溶離剤の濃度を調節し、サンプル供給の場合、前記の供給サンプルの混合液における溶離剤の濃度は当該供給サンプルの混合液に含む中間留分における当該2次元目又は更に多くの次元の分離で保留される必要があるすべての目標タンパク質の臨界移転溶離剤の濃度より低い
ことを特徴とするタンパク質分離用多次元の液体クロマトグラフィーの分離システム。
IPC (9件):
G01N 30/88
, G01N 30/46
, G01N 30/02
, G01N 30/34
, G01N 30/32
, C07K 1/16
, B01D 15/08
, A61L 2/07
, A61L 2/04
FI (10件):
G01N30/88 J
, G01N30/46 A
, G01N30/46 E
, G01N30/02 Z
, G01N30/34 A
, G01N30/32 C
, C07K1/16
, B01D15/08
, A61L2/07
, A61L2/04
Fターム (13件):
4C058BB05
, 4D017AA09
, 4D017BA07
, 4D017DA03
, 4D017EA05
, 4D017EB02
, 4D017EB03
, 4D017EB10
, 4H045AA20
, 4H045AA40
, 4H045CA40
, 4H045EA50
, 4H045GA21
引用特許:
出願人引用 (5件)
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審査官引用 (6件)
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多次元型液体クロマトグラフ分析装置
公報種別:公開公報
出願番号:特願2003-039107
出願人:株式会社島津製作所, アメリカ合衆国
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ポリペプチドの検出又は定量方法、及び装置
公報種別:公開公報
出願番号:特願2008-122218
出願人:第一三共株式会社
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液体クロマトグラフ
公報種別:公開公報
出願番号:特願2008-172366
出願人:株式会社島津製作所, エーザイ・アール・アンド・ディー・マネジメント株式会社
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グルタチオン分析方法
公報種別:公開公報
出願番号:特願平4-222157
出願人:株式会社島津製作所
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特開昭53-140097
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特開昭53-140097
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引用文献:
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