特許
J-GLOBAL ID:201503013062128354

量子通信装置、量子通信方法及びプログラム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 酒井 宏明 ,  宮田 英毅
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2014-001943
公開番号(公開出願番号):特開2015-130628
出願日: 2014年01月08日
公開日(公表日): 2015年07月16日
要約:
【課題】暗号鍵データの生成を効率的に行う。【解決手段】実施形態の量子通信装置は、受信部、シフト処理部、推定部、第1記憶部、第2記憶部、決定部、訂正部、測定部及び秘匿性増強部を備える。シフト処理部は複数の基底からランダムに選択した参照基底により、所定のビット列単位で暗号鍵ビット列を参照してシフト処理データを取得する。推定部はシフト処理データの一部のデータの誤り率により、シフト処理データの推定誤り率を取得する。第2記憶部はシフト処理データの誤り率毎に、シフト処理データの誤り訂正処理の処理速度と、シフト処理データの秘匿性増強処理の処理速度と、の差を示す差分データを記憶する。決定部は第1記憶部に記憶されているシフト処理データのデータ量が、第1閾値以上である場合、推定誤り率と、差分データと、に基づいて誤りを訂正するシフト処理データの順序を決定する。【選択図】図1
請求項(抜粋):
光子の量子状態を利用した複数の基底のうち一の基底により表現された暗号鍵ビットを、量子通信路を介して受信し、受信した複数の前記暗号鍵ビットから成る暗号鍵ビット列を取得する受信部と、 前記複数の基底からランダムに選択した参照基底により、所定のビット列単位で前記暗号鍵ビット列を参照してシフト処理データを取得するシフト処理部と、 前記シフト処理データの一部のデータの誤り率により、前記シフト処理データの誤り率を推定した推定誤り率を取得する推定部と、 前記シフト処理データと前記推定誤り率とを関連付けて記憶する第1記憶部と、 前記シフト処理データの誤り率毎に、前記シフト処理データの誤り訂正処理の処理速度と、前記シフト処理データの秘匿性増強処理の処理速度と、の差を示す差分データを記憶する第2記憶部と、 前記第1記憶部に記憶されている前記シフト処理データのデータ量が、第1閾値以上である場合、前記推定誤り率と、前記差分データと、に基づいて誤りを訂正する前記シフト処理データの順序を決定する決定部と、 複数の前記シフト処理データのうち一の前記シフト処理データを、前記決定部により決定された順序で前記第1記憶部から取得し、取得した前記シフト処理データを前記誤り訂正処理により訂正した誤り訂正処理データを生成する訂正部と、 前記誤り訂正処理データと、前記誤り訂正処理データに対応する訂正前の前記シフト処理データとを比較することにより前記訂正前のシフト処理データの誤り率を測定する測定部と、 前記測定部により測定された前記誤り率に基づいて、前記誤り訂正処理データに前記秘匿性増強処理を行うことにより暗号鍵データを生成する秘匿性増強部と、 を備える量子通信装置。
IPC (1件):
H04L 9/12
FI (1件):
H04L9/00 631
Fターム (3件):
5J104AA01 ,  5J104AA05 ,  5J104EA15

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