特許
J-GLOBAL ID:201503014872492520
全閉位置学習装置
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (2件):
石黒 健二
, 長谷 真司
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2014-085184
公開番号(公開出願番号):特開2015-206263
出願日: 2014年04月17日
公開日(公表日): 2015年11月19日
要約:
【課題】 モータの温度条件が変化した場合、「ギアトレインと変換機構とのバックラッシュを解消するトルク以上」で、且つ「バルブが開き出さないトルク以下」の2つの条件を同時に満足することが可能なDUTY値を設定することが困難であった。【解決手段】 モータの温度条件がモータ周囲の温度環境によって変化した場合であっても、モータ自体の発熱によりモータの温度を任意の温度に調整することで、モータ駆動回路に対する駆動DUTY値として、「ギアトレインとスコッチヨークとのバックラッシュを解消する駆動トルク以上」で、且つ「ポペットバルブが開き出さない駆動トルク以下」の両方の条件を満足する所定の第2DUTY値を設定することができる。【選択図】 図7
請求項(抜粋):
(a)内燃機関の気筒に連通する流路(23)を開閉する弁体(1)、およびこの弁体(1)を支持し、且つ前記弁体(1)の軸線方向に延びる弁軸(2)を有し、
前記弁体(1)および前記弁軸(2)の軸線方向に往復移動可能なバルブ(1、2)と、
(b)電力の供給を受けると前記バルブ(1、2)を弁体開き側または弁体閉じ側へ駆動するトルクを発生するモータ(M)、このモータ(M)のトルクを前記バルブ(1、2)側へ伝えるギアトレイン(31〜35)、およびこのギアトレイン(31〜35)の出力シャフト(35)の回転運動を前記バルブ(1、2)の直線運動に変換する変換機構(4、5、10、36〜38)を有するアクチュエータ(M、4、5、10、29〜38)と、
(c)前記出力シャフト(35)または前記変換機構(4、5、10、36〜38)の回転角度に対応した信号を出力するセンサ(8)と、
(d)前記バルブ(1、2)の全閉位置と前記センサ(8)の出力信号とを対応させる、前記バルブ(1、2)の全閉学習を実施する学習制御手段(3)と
を備えた全閉位置学習装置において、
前記学習制御手段(3)は、
前記モータ(M)に対して、前記弁体閉じ側へのトルクを発生することが可能な電力を供給し、前記バルブ(1、2)を前記弁体閉じ側に付勢する第1処理と、
この第1処理の状態を一定時間以上維持しながら、前記モータ(M)への電力供給による発熱により、前記モータ(M)の温度を任意の温度に調整する第2処理と、
この第2処理が完了した後に、前記モータ(M)に対して、前記ギアトレイン(31〜35)と前記変換機構(4、5、10、36〜38)とのバックラッシュを解消するトルク以上で、且つ前記バルブ(1、2)が開き出さないトルク以下の両方の条件を満足することが可能な電力を供給し、前記バルブ(1、2)の全閉学習を実施する第3処理と
を行うことを特徴とする全閉位置学習装置。
IPC (1件):
FI (2件):
F02M25/07 580F
, F02M25/07 580H
Fターム (10件):
3G062AA01
, 3G062AA03
, 3G062FA15
, 3G062GA01
, 3G062GA04
, 3G062GA06
, 3G062GA08
, 3G062GA12
, 3G062GA17
, 3G062GA21
前のページに戻る