特許
J-GLOBAL ID:201503017551944592

X線CT装置および散乱X線補正方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 磯野 道造
公報種別:再公表公報
出願番号(国際出願番号):JP2012082251
公開番号(公開出願番号):WO2013-089155
出願日: 2012年12月12日
公開日(公表日): 2013年06月20日
要約:
X線CT画像において、散乱X線による画像低下を防止する。 X線CT装置(100)は、X線検出器(4)などによって被写体(3)のX線透過像データを撮影し(F1)、撮影されたX線透過像データに基づいて、被写体3内部のX線吸収係数分布を推定する(F3)。X線CT装置(100)は、推定されたX線吸収係数分布を有する模擬被写体(3)に対して、モンテカルロシミュレーションを実施して、被写体に由来する点拡がり関数または散乱X線分布を推定する(F4,F7)。そして、X線CT装置(100)は、推定された点拡がり関数または散乱X線分布に基づいて、X線透過像データを補正して(F5,F8)、被写体(3)のX線吸収係数分布画像を形成する(F6,F9)。
請求項(抜粋):
X線焦点からX線を発生するX線源と、前記X線を検出するためのX線検出素子が2次元配列されているX線検出器とが、被写体をはさんで対向配置された関係を保ちながら前記被写体の周りを回転し、複数の投影方向から前記被写体のX線透過像データを撮影する撮影部と、 前記撮影部によって撮影された前記X線透過像データに基づいて、前記被写体内部のX線吸収係数分布を推定する内部分布推定部と、 前記内部分布推定部によって推定された前記X線吸収係数分布を有する模擬被写体に対して、前記X線の物理相互作用を模擬するモンテカルロシミュレーションを実施して、前記被写体に由来する散乱の点拡がり関数を推定する点拡がり関数推定部と、 前記点拡がり関数推定部によって推定された前記点拡がり関数と、前記X線透過像データとを逆畳み込み積分して、前記X線透過像データを補正する補正部と、 前記補正部によって補正された前記X線透過像データを用いて、前記被写体のX線吸収係数分布画像を形成する画像化部と、を備える ことを特徴とするX線CT装置。
IPC (1件):
A61B 6/03
FI (1件):
A61B6/03 350K
Fターム (7件):
4C093AA22 ,  4C093CA07 ,  4C093FC16 ,  4C093FC26 ,  4C093FE12 ,  4C093FF03 ,  4C093FF06

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