特許
J-GLOBAL ID:201503019004533336

アセチレン及びジクロロエタンを用いて塩化ビニルを生成する方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人YKI国際特許事務所
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2015-515365
公開番号(公開出願番号):特表2015-522555
出願日: 2012年07月12日
公開日(公表日): 2015年08月06日
要約:
本発明は、アセチレン及びジクロロエタンを用いて塩化ビニルを生成する方法を提供する。本発明は、大規模な産業化生産が可能なアセチレン及びジクロロエタンを用いて塩化ビニルを生成する方法である。モル比が1:(0.3〜1.0):(0〜0.20)であるアセチレン、ジクロロエタンの蒸気、塩化水素ガスを混合し、原料混合ガスを予熱し、触媒が充填された反応器に予熱した原料混合ガスを投入し、反応で発生した混合ガスを30〜50°Cまで冷却し、0.4〜1.0MPaまで加圧してから常温となるよう冷却した後、更に-25〜15°Cまで冷凍して液化分離し、未液化ガスを回収して循環利用し、液化により得た液体を精留塔に送って精留することで、重合要求を満たす塩化ビニルモノマーを取得する。本発明によれば、水銀汚染が完全に除去されるとともに、反応器の構造が大幅に簡略化され、塩化水素とアセチレンを回収することで水洗工程が減り、大量の廃酸発生が回避され、塩素の利用率が高められる。
請求項(抜粋):
アセチレン及びジクロロエタンを用いて塩化ビニルを生成する方法であって、 1)アセチレン、ジクロロエタンの蒸気及び塩化水素ガスを混合し、アセチレン、ジクロロエタン、塩化水素三者のモル比を1:(0.3〜1.0):(0〜0.20)となるよう調整して原料混合ガスを得るステップと、 2)原料混合ガスを予熱するステップと、 3)触媒が充填された反応器に予熱した原料混合ガスを投入して反応させるステップと、 4)ステップ3)の反応で発生した混合ガスを30〜50°Cまで冷却し、0.4〜1.0MPaまで加圧してから常温となるよう冷却した後、更に零下25〜15°Cまで冷凍して液化分離し、未液化ガスを回収して循環利用するステップと、 5)ステップ4)の液化で得た液体を精留塔に送って精留することで、重合要求を満たす塩化ビニルモノマー、即ち、前記塩化ビニルを取得するステップ、を含むことを特徴とする方法。
IPC (3件):
C07C 17/08 ,  C07C 21/06 ,  C07C 17/23
FI (3件):
C07C17/08 ,  C07C21/06 ,  C07C17/23
Fターム (14件):
4H006AA02 ,  4H006AB46 ,  4H006AC30 ,  4H006AD11 ,  4H006BA06 ,  4H006BA55 ,  4H006BC10 ,  4H006BC31 ,  4H006BD60 ,  4H006BE01 ,  4H006EA03 ,  4H039CA50 ,  4H039CF10 ,  4H039CG20

前のページに戻る