特許
J-GLOBAL ID:201503019206785531
バルブタイミング調整装置
発明者:
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出願人/特許権者:
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代理人 (3件):
矢作 和行
, 野々部 泰平
, 久保 貴則
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-084999
公開番号(公開出願番号):特開2013-213464
特許番号:特許第5831335号
出願日: 2012年04月03日
公開日(公表日): 2013年10月17日
請求項(抜粋):
【請求項1】 内燃機関においてクランク軸からのトルク伝達によりカム軸が開閉する動弁のバルブタイミングを、供給源から供給される作動液により調整するバルブタイミング調整装置であって、
前記クランク軸と連動して回転するハウジング(11)と、
前記カム軸(2)と連動して回転し、前記ハウジング内において複数の作動室(22,23,24,26,27,28)を回転方向に区画し、各前記作動室に対する前記作動液の入出により、位相変化モードにおいて前記ハウジングに対する回転位相が進角方向又は遅角方向へ変化するベーンロータ(14)と、
前記ベーンロータ及び前記カム軸のうち少なくとも一方に一体回転可能に内蔵され、スリーブ(66)内に同軸上に収容されるスプール(68)の軸方向移動に応じて、各前記作動室に対する前記作動液の入出を制御する制御弁(60)とを、備え、
前記制御弁は、
前記スリーブに設けられ、前記作動液を導入する前記作動室としての導入室に前記位相変化モードにおいて接続される導入ポート(661,662)と、
前記スリーブに設けられ、前記作動液が排出される前記作動室としての排出室に前記位相変化モードにおいて接続される排出ポート(662,661)と、
前記スプールに設けられ、前記排出ポートに前記位相変化モードにおいて接続される排出通路(702)と、
前記スプールに設けられて前記排出通路と連通し、前記スリーブ内のうち規定半径内の内側領域(Ai)において前記スプールの外周面(680)に開口する排出口(705)と、
前記スリーブに設けられて外部の大気に開放されるドレンポート(666,2666)と、
前記スリーブに設けられて径方向内側に環状に突出し、前記排出口を軸方向に挟んで前記ドレンポートとは反対側において前記スプールの外周面に嵌合する第一環状部(91)と、
前記スリーブに設けられて径方向内側に環状に突出し、軸方向の前記排出口側と前記ドレンポート側とを連通する連通通路(922,3922)を、前記スリーブ内の当該ドレンポート側では、前記規定半径外の外側領域(Ao)に開口させる第二環状部(92,3092)と、
前記スリーブに設けられて径方向内側に環状に突出し、前記作動液を貯留する貯留空間(95)を、前記スリーブ内のうち軸方向の前記第二環状部との間に確保すると共に、前記貯留空間を通じて前記連通通路と連通する前記ドレンポートを、前記スリーブ内の当該連通通路側では、前記内側領域に開口させる第三環状部(93,2093)と、を有し、
前記スプールは、前記スリーブ内を水平方向に沿って軸方向移動し、
前記規定半径をrとし、
前記位相変化モードにおいて想定される前記カム軸の最低回転速度をNとし、
前記位相変化モードにおいて前記制御弁が前記最低回転速度で回転することにより前記規定半径の特定箇所に作用する遠心力をFcとし、
前記特定箇所に作用する重力をFgとすると、
前記規定半径は、数1を満たすことを特徴とするバルブタイミング調整装置。
IPC (1件):
FI (1件):
引用特許: