特許
J-GLOBAL ID:201503020210509600

エコー消去装置、エコー消去方法及びプログラム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 中尾 直樹 ,  中村 幸雄 ,  義村 宗洋
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2013-253804
公開番号(公開出願番号):特開2015-115624
出願日: 2013年12月09日
公開日(公表日): 2015年06月22日
要約:
【課題】残留エコーを従来法以上に低減するエコー消去技術を提供する。【解決手段】波数領域拡散残留エコー推定消去部は、波数毎の受話信号を要素とする受話信号ベクトルとその複素共役かつ転置とを用いてパワースペクトル行列を算出し、波数毎の収音信号を要素とする収音信号ベクトルと受話信号ベクトルの複素共役かつ転置とを用いてクロススペクトル行列を算出する圧縮入出力相関係数算出部と、パワースペクトル行列とクロススペクトル行列とを用いて、受話信号と収音信号との入出力伝達特性の推定値を要素とする入出力伝達特性行列を求める圧縮入出力伝達特性推定部と、受話信号ベクトルに入出力伝達特性行列を乗じて、波数毎の拡散残留エコーの推定値を要素とする拡散残留エコーベクトルを求める拡散残留エコー推定部と、波数領域の収音信号と波数領域の拡散残留エコーの推定値との差分を求める減算部とを含む。【選択図】図10
請求項(抜粋):
Pを2以上の整数とし、P個のスピーカとP個のマイクロホンとが共通の音場に配置され、前記スピーカから受話信号を再生した際にエコー経路を経て前記マイクロホンに回り込むエコーを消去するエコー消去装置であって、 前記マイクロホンで収音される収音信号を波数領域に変換した信号と波数領域の前記受話信号とを用いて、波数領域の前記収音信号に含まれる拡散残留エコーを推定し、波数領域の前記収音信号から推定した拡散残留エコーを消去する波数領域拡散残留エコー推定消去部を含み、 前記波数領域拡散残留エコー推定消去部は、 波数毎の前記受話信号を要素とするP次元のベクトルである受話信号ベクトルXとその複素共役かつ転置とを用いてP×P行列であるパワースペクトル行列を算出し、波数毎の前記収音信号を要素とするP次元のベクトルである収音信号ベクトルと前記受話信号ベクトルXの複素共役かつ転置とを用いてP×P行列であるクロススペクトル行列を算出する圧縮入出力相関係数算出部と、 前記パワースペクトル行列と前記クロススペクトル行列とを用いて、前記受話信号と前記収音信号との入出力伝達特性の推定値を要素とするP×P行列である入出力伝達特性行列を求める圧縮入出力伝達特性推定部と、 前記受話信号ベクトルXに前記入出力伝達特性行列を乗じて、波数毎の前記拡散残留エコーの推定値を要素とするP次元のベクトルである拡散残留エコーベクトルを求める拡散残留エコー推定部と、 波数領域の前記収音信号と波数領域の前記拡散残留エコーの推定値との差分を求める減算部とを含む、 エコー消去装置。
IPC (2件):
H04B 3/23 ,  H04M 1/00
FI (2件):
H04B3/23 ,  H04M1/00 H
Fターム (9件):
5K046BB01 ,  5K046HH58 ,  5K046HH68 ,  5K046HH79 ,  5K127AA03 ,  5K127BB16 ,  5K127GB47 ,  5K127MA02 ,  5K127MA06

前のページに戻る