特許
J-GLOBAL ID:201503020412725543

眼軸長を高い信頼性で決定するための方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 恩田 誠 ,  恩田 博宣 ,  本田 淳
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2015-533608
公開番号(公開出願番号):特表2015-531274
出願日: 2013年09月27日
公開日(公表日): 2015年11月02日
要約:
本発明は、光コヒーレンス断層撮影法(OCT)を用いた眼軸長を決定するための方法に関する。この方法では、眼に対する測定装置の位置合わせを全ての1次元スキャンまたは2次元スキャンについて制御することによって、眼軸長を高い信頼性で決定することを保証することができる。本発明による方法では、眼の視軸を測定装置の主測定軸に位置合わせした後、Bスキャンを実施し、Bスキャンから網膜組織構造を検出することによって軸長を決定し、これらの軸長を使用して中心窩を検出することによって位置合わせを制御する。Bスキャンから特定された軸長を、特定された中心窩の位置、あるいは中心窩から測定装置の光軸までの横方向距離に応じて、確認あるいは修正して出力する。この方法は、軸長決定が眼の軸方向寸法に沿ったAスキャンに基づいて行われるようなOCT法に特に適している。
請求項(抜粋):
光コヒーレンス断層撮影法(OCT)を用いた眼軸長を高い信頼性で決定するための方法であって、眼を固定マークに位置合わせすることによって、測定装置の主測定軸が該眼の視軸と少なくとも近似的に一致し、以下の方法の工程、すなわち、 a)Bスキャンを実施する工程と、 b)該Bスキャンから検出された網膜組織構造を、1つまたは複数の異なる基準を使用して区分化する工程と、 c)該Bスキャンから軸長を決定するする工程と、 に従う方法において、 工程b)において1つまたは複数の異なる基準を使用して行われる網膜組織構造の区分化を、中心窩を検出するために使用することによって、該眼の該視軸に対する該測定装置の光軸の位置合わせを制御することを特徴とし、 d)特定された該中心窩の位置が該測定装置の該光軸上に位置している場合は、正しいと判断された軸長を集計し、結果として得られる軸長の出力をもって該方法を終了し、 e)該中心窩の位置が特定されたが該測定装置の該光軸上に位置していない場合は、該中心窩と該測定装置の該光軸との間の横方向距離を決定し、該横方向距離が短い場合は、該特定された位置におけるAスキャンの軸長を正しいと判断して集計および出力し、または、該横方向距離が長過ぎる場合は、好適には、結果として得られる軸長を出力することなく、該眼の該視軸との該測定装置の該光軸の位置合わせが不十分である旨の相応の指摘をもって該方法を終了し、 f)該中心窩の位置を特定できなかった場合は、相応の警告メッセージが、軸長測定の信頼性が制限されている旨、および病変の可能性がある旨を指摘する、方法。
IPC (1件):
A61B 3/10
FI (1件):
A61B3/10 R
引用特許:
出願人引用 (4件)
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審査官引用 (4件)
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