特許
J-GLOBAL ID:201503021365715238
エラーを最少限に抑える核酸分子の合成のための材料及び方法
発明者:
,
,
出願人/特許権者:
代理人 (12件):
清水 初志
, 春名 雅夫
, 山口 裕孝
, 刑部 俊
, 井上 隆一
, 佐藤 利光
, 新見 浩一
, 小林 智彦
, 渡邉 伸一
, 大関 雅人
, 五十嵐 義弘
, 川本 和弥
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2014-555797
公開番号(公開出願番号):特表2015-509005
出願日: 2013年02月01日
公開日(公表日): 2015年03月26日
要約:
核酸分子のエラー訂正に有用な材料及び方法を提供する。ヌクレオチドミスマッチを有する第1の複数の二本鎖核酸分子を、分子の末端又は末端の近傍にてミスマッチを有する二本鎖核酸分子を残す一方向性のミスマッチエンドヌクレアーゼ活性を有する分子への暴露によって断片化する。次いでその核酸分子を一方向性のエキソヌクレアーゼ活性を有する分子に暴露してミスマッチであるヌクレオチドを取り除く。次いで欠けているヌクレオチドを、たとえば、DNAポリメラーゼ活性を有する分子の作用によって埋めることができる。結果はヌクレオチドミスマッチの頻度が低い二本鎖核酸分子である。提供されるのはまた、ミスマッチエンドヌクレアーゼをコードする新規の核酸配列、それによってコードされるポリペプチド、同様に核酸構築物、遺伝子導入細胞、及びそれらの種々の組成物である。
請求項(抜粋):
(a)少なくとも1つのヌクレオチドミスマッチを含む第1の複数の二本鎖核酸分子を得る工程と、
(b)ミスマッチを有する核酸分子を一方向性のミスマッチエンドヌクレアーゼ活性を有する少なくとも1つの分子と反応させることによって、ミスマッチを有する前記複数の二本鎖核酸分子を断片化する工程と、
(c)(b)のミスマッチを有する断片化二本鎖核酸分子と、(b)の一方向性ミスマッチエンドヌクレアーゼ活性と同じ方向性の一方向性エキソヌクレアーゼ活性を有する少なくとも1つの分子とを反応させることによって、前記ヌクレオチドミスマッチを取り除いて、断片化したエラーがない二本鎖核酸分子を提供する工程と、
(d)(c)の断片化したエラーがない二本鎖核酸分子を含む第2の複数の二本鎖核酸分子を構築する工程であって、第2の複数の二本鎖核酸分子は第1の複数の二本鎖核酸分子に比べてヌクレオチドミスマッチの頻度が低い、工程と
を含む、核酸分子のエラー訂正の方法。
IPC (7件):
C12N 15/09
, C12N 1/15
, C12N 1/19
, C12N 1/21
, C12N 5/10
, C12N 9/10
, C12N 9/22
FI (7件):
C12N15/00 A
, C12N1/15
, C12N1/19
, C12N1/21
, C12N5/00 101
, C12N9/10
, C12N9/22
Fターム (30件):
4B024AA01
, 4B024AA20
, 4B024BA10
, 4B024BA11
, 4B024CA01
, 4B024DA01
, 4B024DA02
, 4B024DA05
, 4B024DA11
, 4B024EA04
, 4B024GA11
, 4B024HA08
, 4B050CC03
, 4B050DD01
, 4B050EE10
, 4B050LL01
, 4B050LL10
, 4B065AA01X
, 4B065AA26X
, 4B065AA57X
, 4B065AA87X
, 4B065AA90X
, 4B065AA98Y
, 4B065AB01
, 4B065BA02
, 4B065CA24
, 4B065CA27
, 4B065CA31
, 4B065CA44
, 4B065CA60
引用特許:
引用文献:
審査官引用 (3件)
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Nucleic Acids Research, 2012, 40(3), e23, Epub 2011 Nov 29
-
Cell, 2006, 126, pp.297-308
-
Gene, 2008, 423(1), pp.92-95
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