特許
J-GLOBAL ID:201503023689058003

硫酸コバルトの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 押田 良隆
公報種別:再公表公報
出願番号(国際出願番号):JP2012081631
公開番号(公開出願番号):WO2013-099551
出願日: 2012年12月06日
公開日(公表日): 2013年07月04日
要約:
酸性有機抽出剤を用いた溶媒抽出により高コバルト濃度の硫酸コバルト溶液を得る工程において、不純物を効果的に除去し、高純度の硫酸コバルトを得る硫酸コバルトの製造方法を提供する。 不純物としてカルシウム、マグネシウム、ナトリウムを含有する酸性溶液を溶媒抽出によって、コバルトの塩化物溶液から分離する際に、使用する抽出剤に希釈剤を加えて、10〜30体積%、好ましくは15〜25%の濃度に希釈し、第1工程の操作pHを4.0〜5.0の範囲、有機相/液相で表した液量の容積比を5.0〜7.0の範囲、第2工程の操作pHを4.0〜4.5、有機相/液相で表した液量の容積比を5.0〜10.0、第3工程のpHを0.5〜1.0の範囲に維持することで、得られる硫酸コバルト溶液のコバルト濃度に対するカルシウム、マグネシウム、ナトリウム濃度比をそれぞれ0.0001、0.0001、0.00005以下に低減するものである。
請求項(抜粋):
コバルトを含有する塩化物溶液から硫酸コバルトを生成する硫酸コバルトの製造方法において、 コバルトを含有する塩化物溶液を、以下の第1工程から第3工程からなる溶媒抽出工程で処理することによって硫酸コバルトを生成する硫酸コバルトの製造方法。 (1)抽出剤を10〜30体積%の割合で含有する抽出溶媒と、前記コバルトを含有する塩化物溶液とを、pHが4.0〜5.0の範囲で接触させ、前記コバルトを含有する塩化物溶液からコバルトを抽出して、コバルト保持有機相を形成する第1工程。 (2)前記第1工程で得られたコバルト保持有機相と、コバルトを含む洗浄液とを混合することによって、前記コバルト保持有機相に含まれる不純物を、前記コバルトを含む洗浄液中に移行させた洗浄後コバルト保持有機相を形成する第2工程。 (3)前記第2工程で得られた洗浄後コバルト保持有機相に、逆抽出始液として希硫酸をpHが0.5〜1.0の範囲になるように添加して、前記洗浄後コバルト保持有機相と希硫酸を接触させることによって、硫酸コバルト溶液を形成する第3工程。
IPC (1件):
C01G 51/10
FI (1件):
C01G51/10
Fターム (4件):
4G048AA07 ,  4G048AB02 ,  4G048AC06 ,  4G048AE06

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