特許
J-GLOBAL ID:201503026476336084
有機エレクトロルミネッセンス素子
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (6件):
西川 惠清
, 水尻 勝久
, 坂口 武
, 北出 英敏
, 竹尾 由重
, 時岡 恭平
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2013-528995
特許番号:特許第5698848号
出願日: 2012年08月09日
請求項(抜粋):
【請求項1】 光反射性を有する第一の電極と光透過性を有する第二の電極との間に、一又は複数の光透過可能な中間層を介して複数の発光層が積層された有機エレクトロルミネッセンス素子であって、前記第一の電極に最も近い中間層として第一の中間層が形成されており、前記第一の電極と前記第一の中間層との間には、第一の発光源を有する第一の発光層を備える第一の発光ユニットが形成されるとともに、前記第一の中間層の前記第二の電極側には、第二の発光源を有する第二の発光層を備える第二の発光ユニットが形成されており、前記第一の中間層は、光透過性及び光反射性の両方を有し全光線吸収率10%以下の半透過性層により構成されており、
前記第一の発光源の重み平均発光波長をλ1、
前記第二の発光源の重み平均発光波長をλ2、
下記式(1)で示される前記第一の電極で生じる位相シフトをφ1、及び、
下記式(1)で示される前記半透過性層で生じる位相シフトをφ2、としたときに、
(この式において、n1、k1は、反射層と接する層の屈折率及び消衰係数をそれぞれ表し、n2、k2は、反射層の屈折率及び消衰係数をそれぞれ表し、n1、n2、k1及びk2は、λの関数である)
前記第一の発光源の光が前記第一の電極における反射で生じる位相シフトをφ1(λ1)、
前記第一の発光源の光が前記半透過性層における反射で生じる位相シフトをφ2(λ1)、及び
前記第二の発光源の光が前記半透過性層における反射で生じる位相シフトをφ2(λ2)、として表し、さらに、
X = φ1(λ1)×(λ1/4π)+(λ1×l/2)
Y = φ2(λ2)×(λ2/4π)+(λ2×m/2)
Z = (φ1(λ1)+φ2(λ1))×(λ1/4π)+(λ1×n/2)
(上式において、l,m,nは0以上の整数であり、l=m=nである)
の関係式でX、Y及びZを表したときに、
前記第一の発光源と前記第一の電極との間を満たす媒質の波長λ1における屈折率と膜厚との積である光学的距離(D1(λ1))、
前記第一の発光源と前記半透過性層との間を満たす媒質の波長λ1における屈折率と膜厚との積である光学的距離(D2(λ1))、及び、
前記第二の発光源と前記半透過性層との間を満たす媒質の波長λ2における屈折率と膜厚との積である光学的距離(D3(λ2))、が、
0.9×X ≦ D1(λ1) ≦ 1.1×X 、
0.1×Y ≦ D3(λ2) ≦ 2.0×Y 、かつ
0.8×Z ≦ D1(λ1)+D2(λ1) ≦ 1.2×Z 、
の関係を満たすように設定されていることを特徴とする、有機エレクトロルミネッセンス素子。
IPC (4件):
H05B 33/12 ( 200 6.01)
, H05B 33/02 ( 200 6.01)
, H01L 51/50 ( 200 6.01)
, H05B 33/24 ( 200 6.01)
FI (4件):
H05B 33/12 C
, H05B 33/02
, H05B 33/14 A
, H05B 33/24
引用特許:
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